ハラハラしながら徳島に来て朝ハシゴする月曜日

asajal朝一番の飛行機にのって移動の月曜。
新宿のバスターミナルからバスに乗る。
今年出来たばかりの高速道路で地下に潜ると、たった20分ほどで羽田についてしまう時間帯。
ところがバスが動きはじめた途端に悲報。
高速道路に事故車があって、他のルートを使うのだという。
多分、それだと40分はかかってしまって、どうなんだろう…、とちょっとドキドキ。
ただ、最近、長らく見ていなかった高速道路から眺める東京。超高層ビルが次々建ってて、時間を忘れてしまうほどにウットリしちゃう。
とは言えアップルウォッチが搭乗時間までのカウントダウンをピンポンするのに、やっぱりドキドキ。
気持ち焦ってロビー走ってなんとか間に合い、さて出発。
ここから爆睡…、と思うも今日の空は荒れ空。ベルト着用サインがずっとついたまんまでガタゴトなかなか眠れない。それで寝たふり。ふざけて写真を撮ってたらアテンダントさんに笑われちゃいます。目が覚める(笑)。

飛行場からバスに乗って徳島駅の前に到着。時間は9時のちょっと前。腹ペコでした。バスから飛び降り一目散に向かった先は喫茶店。

a-taka3a-taka1a-taka2「たかしま珈琲店」という店。
徳島に来る度、フラッと立ち寄る喫茶店。
大抵、コーヒーのついでにサンドイッチで小腹をみたす。
けれど今日はサンドイッチを食べる気満々でお店に飛び込む。
お店の奥に大きな厨房。その厨房の前に8人がけほどの長さのカウンター。そこにも小さな厨房がある。
しかもその厨房がグリドル厨房。分厚い鉄板の上にダクトという造りで、アメリカ流のハンバーガーやサンドイッチがおいしいお店と同じ形をしてるのです。はじめてこの店に来たときに、それにビックリ。そしてたちまちオキニイリになった理由でもある。

a-taka-hamtoastサンドイッチはまずこのグリドルでパンを焼くことからはじまるのです。
8枚切りのトーストブレッド。
パンそのものは平凡で、けれどバターを引いた鉄板の上でこんがりと焼く。トースターで焼くのと違って、水分が蒸発しないでシットリ焼ける。

バターが焼けるおいしい香りがするのです。
しかもバターの香りと一緒に、肉を焼いた脂の香りが混じってくる。使い込まれた鉄板においしい香りが染み込んで、バターが引き金になって湧きたちパンの中へと忍び込む。
グリドルで焼かないとできないトーストが出来上がる。

その傍らで目玉焼きを焼く。
最初はブシュブシュ、白身が沸騰しながら焼けてく湿った音がやってくる。白身が焦げる独特の甘い香りがやってきて、湿った音がおさまっていく。こんがり底が焼けた合図。
ひっくり返すと今度は黄身がジューッと焼ける音がして、それが収まりオーバーミディアムな状態になる。
パンにプチュっとマヨネーズ。焼いた玉子とハムをのっけてパンで挟んで出来上がり。パンに十字にナイフを入れて木皿に移して出来上がり。

a-taka-coffee一緒にコーヒー。
関西系の喫茶店に共通の背の高いコーヒーカップ。
分厚く、中のコーヒーの熱々状態が持続する。
口が狭いから香りが中に閉じ込められて、鼻に直接やってくる。
ワイングラスのような形状。

ソーサーの上にミルクのピッチャー。
まずは一口、ブラックのままで味わって甘くてやさしい酸味を感じる。苦味の輪郭がはっきりしていて、お腹を重たくしないブレンド。
飲み込んだあとにフッと息をすると、コーヒーの甘い香りが体を満たしているのがわかる。
ミルクをポタリ。
ササッと沈んでチリチリ、小さな渦をいくつも作りつつ浮かんでコーヒーに溶け込んでいく。乳脂肪分が多いからなんでしょうネ…、コーヒーのほのかな酸味が甘みに変わり香りもおだやか。なめらかになる。目が覚める。

a-taka-danmena-taka-kechupa-taka-fini

それにしてもサンドイッチの断面の簡潔にしてうつくしいコト。焦げたパンの色。玉子の白身に黄身の色。ハムの肉色と朝をたのしくむかえるのに必要なものはみんなある。
焼けた玉子の香りとパンの風味、ハムの塩味で味わって、ちょっとひと味加えたくなる。テーブルの上には大きなケチャップ、マスタード。それでケチャップ…、プチュリとタップリ。食べると口の中が瞬間明るくなって、アメリカ人の偉大な発見にニッコリします。ホッとしました、朝が来る。

 

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al-lemonal-menu待ち合わせの時間までまだほんの少々時間があって、朝のハシゴをすることにした。
サンドイッチ一枚ではちょっと足りない気もしたし、なにより朝、起きた時間を考えるならそろそろ昼食を食べてもいいような時間になった。
言い訳しながら入場券を買って駅の構内にゆく(笑)。

「れもん」という蕎麦のお店がホームにある。
徳島の蕎麦の産地「弥谷」の蕎麦を使った二八そば。
本当は十割そばを食べたくもあったのだけど、開店と同時の時間で十割そばは揃ってなかった。
それで二八。

長さ、太さが不揃いの色黒麺が透き通った汁の中にゆったり漂う。
汁はイリコの香りと鰹節の旨みと酸味が混じりあう、かなり濃厚味のスープで、けれど後味スッキリしてる。
ゴクゴク飲めちゃうおいしさで、しかも蕎麦がネットリなめらか。
ヌルンと唇分け入って、強い香りを残しつつ喉をトゥルンと撫で回しつつお腹にスルンと消えていく。

柚子胡椒が用意されてて、それと一緒に味わうとイリコの風味がスッキリとして汁が甘みを帯びていく。
太く切り分けた油揚げにタップリ汁が染み込んで、シットリふっくら。刻んだネギにかまぼこも素朴な味で、素朴な蕎麦を引き立てる。体も心底あったまり、仕事に向かう元気が出ます。月曜日。

 

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コメント

  1. みやはら

    サカキさんのような素敵な殿方がデコ紙をに張ってたらそれはそれは微笑ましい光景ですね。気が付いたらおばさんになっていて、近頃遊び心のある人間を身近にとんと見ないので寂しい限りです。
    此方の喫茶店のミルクピッチャー、可愛らしくていいですよねー。東急ハンズに売っていると思いますが、喫茶店にあるのがいい気がします。
    たくさんミルクを入れる贅沢? 沢山でもないかな?

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      みやはらさん
      あっという間になくなっちゃうんですよね…、小さなピッチャーの中のクリーム。
      でもそれが多分、コーヒーを一番おいしくたのしませてくれる適量なんだと思って我慢します。
      こういうピッチャーにもいろんなデザインがあって、収集したくなるのだけれどお店から持ち帰るわけにもいかず、かっぱ橋を探し回るか…、なんて思ったコトもありました。

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