ハスラーズ:ウォール街 vs. ポールダンサー

映画を観ます。「ハスラーズ」ってアメリカ映画。
Hustlerといえば詐欺師だとか大金をせしめるペテン師だとかロクでもない人間をさす。かつてハスラーってポルノ雑誌があったけど、愛すべき、でもロクでもない雑誌だった。どんな雑誌だったかわからないいい子は、勇気を出してお父さんに聞いてみよう(笑)。そういえばスズキがハスラーって名前の車を作ってるけど、さすがにそれはロクでもない車ではない…、と思う。
ともあれ。

ロクでもないペテン師野郎たちを、ロクでもないオンナたちがペテンにかけて大金をせしめるというのが映画の内容。
2007年、バブル絶頂のニューヨークから話がはじまります。
舞台は高級ストリップクラブ。ポールダンサーたちが物語の主役です。
客のほとんどは株で荒稼ぎしているウォールストリートのビジネスマン。あぶく銭がダンサーたちの懐を潤したのも束の間、リーマンショックでバブル崩壊。閑古鳥なくクラブで彼女たちが結託してカード詐欺をしたのだけれど、さぁ、どうなるか…、その顛末は観てのお楽しみ。

たのしめました。
特に前半はゴージャスの一言に尽きる。
ゴージャスなクラブにステージ。ゴージャスなダンサーの体に衣装。ステージに降り注ぐ札束!
東京のバブルなんて鼻くそみたいなゴージャスさ。
カード詐欺の道具になったカードにしたって金色じゃぁ限度額が少ないからと相手にされず、プラチナが当たり前、ブラックカードではじめて色めき立つって具合。
日本だったら、ストリップ小屋の踊り子が馴染みの中小企業の親父さんのカードをくすねて使い込む程度の物語にしかならないんだろうなぁ…、踊り子さんは西川峰子、騙される親父は中尾彬ってとこでしょうか。じっとりしてる。行末は無理心中かストリップ小屋に火を放って逃避行ってところでしょう。

ポールダンサー、ジェニファーロペスがカッコいい。
彼女の右腕役をクレイジーリッチで主演をしてたコンスタンスウーがつとめててこの二人のバディームービーのようにも見える。
二人の同僚ダンサーひとりひとりは血の通った人間として丁寧に描かれてるにもかかわらず、騙される男どもはキャッシュディスペンサーのようにしか描かれておらず、まぁ、そもそも社会においてこういう輩はそういうものなのかもしれないなぁ…ってしみじみ思わされる。

ジェニファーロペス、御年50歳。
年齢を思わせぬ見事なスタイルとプロはだしのポールダンスのパフォーマンスに女優魂をしみじみ感じて感心しました。彼女に限らず出てくる女性みんなが芸達者で、生き生きしていてチャーミング。ファッションに疎い殿方は、赤いソールの靴はルブタン。女性の憧れ。チンチラの毛皮は女の最高の武器という基礎知識をもち是非にご覧頂きたいって思ったりする。いい映画。

コメント

  1. Kei

    J Lo 今年のスーパーボールのハーフタイムショーもカッコ良かったですよね。バックダンサーも最高で、すっかり虜になっちゃいました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Keiさん
      プロって凄い!ってしみじみ思わされました。ハーフタイムショーのあの見事なパフォーマンスのベースにあるのがおそらくこの映画のために鍛え上げた体だったんだろうなぁ…。迫力満点でした。

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