ハシゴの新宿、アタリ2つにハズレが一つ

夜、歌舞伎町をブラブラします。
いろんな国から観光客がやってきて、例えばロボットレストランの前には白人系の人たちがカメラを抱えてキャッキャとはしゃぐ。
アジアからの人たちは、何かおいしいものをとガイドブックを片手に歩く。彼らの行き先の一つになっているのが「めだか」という店で、おそらくかつて料理屋だった一戸建て。三階建ての全部丸ごと使った居酒屋。
びっくりするのが常時生ビールがジョッキ一杯100円というセールをやっていることで、それにつられたサラリーマンのグループ客や日本の若者グループもいてなかなかニギヤカ。ただ、おつまみメニューは貧弱です。しかもそれほど安くない。禁煙席をとお願いすると2階に案内されてそこはガラガラ、ちょっと怖いほど。注文用のタブレット端末だけが明るくピコピコしているところが近未来的?

売り物は安い巻物、あるいは寿司。刺身の盛り合わせなんかも強烈プッシュで、でもあまりに接客態度がお座なりなので、生物たのむのはいささか危険と判断し、今日のおすすめという「餃子・たこ焼きのセット」をたのんだ。
なんでこの組み合わせなんだろうと思いながら、たのむとなんでコレを勧めてきたんだろうと思うほどに普通でかなり拍子抜け。しかもどちらもサイズが小さく、値段に見合う価値がない。
牛肉もやし炒めをたのめば鉄のフライパンでやってくるんだけど、下皿なしにテーブルの上にポンと置く。びっくりして触ると全然熱くなく、料理自体もぬるかった。ビールが安いだけの店…、って思ってそそくさ退散す。

 

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いい歳をしたおじさんが、へんてこりんなキャッチフレーズに騙され変な店で中途半端に飲んじゃって、ハシゴにしようと思って街に飛び出す。
そしたら雨で、近所の店で飲みなおし。「でんがな」という串かつの店にやってきた。
カウンターだけの小さな店で、チェーン店ではあるのだけれど案外これが真面目でおいしい。
店の中ではゴキゲン女子が巨大なジョッキでウーロンハイやらレモンチューハイを煽って飲んでて、しかもニコニコ。そんな景色をみているだけでなんだか気持ちが晴れ晴れしてくる。数日前に採用されたばかりという外国青年は日本語少々たどたどしくて、それでも一生懸命がんばってるから、まるで言葉のことなんて気にならなかったりするのもステキ。

土手焼きたのんで飲みなおし。
牛肉のすじに口をうち、白味噌ベースのタレの中でコトコト煮込む。
ブリブリしていて、ネットリなめらか。ムッチリとした歯ごたえもあり、生姜とネギをタップリのせて風味豊かを味わい食べる。

一緒にポテトサラダとセロリの浅漬け。
なぜなんだろう…、居酒屋で食べるポテトサラダは本当においしい。ポッテリしていて、芋がホクホク潰れてとろける。
キャベツとウスターソースが器に入ってやってきて、さてさて串かつ。
ちょうど目の前がネタケースという席に座って、あれこれ好みをたのもうか…、と思いもしたけどおすすめセットを二組たのむ。
ひとつは10串、今日のおすすめ。
もう一種類は海鮮類ばかりを揚げた5本串。二度漬け御免のソースをタップリくぐらせてパクリと食べると、中は熱々。あぁ、旨い。
ソースにくぐらせることで油がほどよく落ちて、さっぱりとする。とは言えラード混じりの油で揚げた衣は甘くて香り濃密。料理を食べてる…、って実感満ちる。

途中でおそらく韓国からの観光客がお店に入ってやってきた。すかさず店長が「うちは揚げ物の店でバーベキューの店じゃないです」って英語でいう。それでもいいからってお店に入るも、メニューをみたら出ていった。
「焼鳥の店って思ってみなさん来られるんです。そういう人はみんな出ていく」って。勿体無いなぁ…、これもおいしい日本の料理。情報をためすような食事をするのは日本人だけじゃないってことねと思ったりした。オモシロイ。

 

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雨脚どんどん強くなりそろそろ家に帰らなくちゃ…、ってそれで〆。
何にしようか思案する。
ラーメンじゃない。
蕎麦でもなくて、ましてやカレーの気分でもない。
なにか洋食っぽいものを食べたく、それで「はやしや」。
「三平ビル」の中の店。
もともと三平食堂っていう食堂があり、けれどどんどん洋食メニューが増えていったからでしょう。店名変更。
三平転じて「はやしや」とする。林家三平リスペクト…、ってことでしょうね、粋でたのしくオモシロイ。ちなみに三平の名は地下で営業している業務用スーパーの三平ストアに引き継がれてる。
エレベーターでビルの上層フロアにあがうと、案外これが流行ってる。三分の2ほどの入りで運良く窓際の席がもらえた。窓の外をみると雨。ネオンも滲む雨の夜。

三平食堂の時代の名残がメニューにまだあって、天重とうどんのセットとかカツカレーに蕎麦のセットとかもあったりするのがなんだかたのしい。ただほとんどのメニューは洋食屋さん的。コーンポタージュを思わずたのむ。
甘くてなめらか。ポッテリとしたやさしい飲み口。コーンポタージュって人の気持をあったかにする。それが飲みたくなる空間って、やっぱりやさしく気軽な空間。気持ちがちょっとホっとする。

オムハヤシをえらんでたのむ。玉ねぎと鶏胸肉を具材にケチャップ味で炒めたご飯。薄焼き玉子でふっくらくるんで、ハヤシソースがかかってる。
トロトロにとろける牛肉、シャキシャキとした食感のこした玉ねぎにマッシュルームがタップリ入ったハヤシソースは濃厚味。ケチャップライスは炒めた油の香りが甘くて香ばしく、一口ごとに幸せになる。
友人がたのんだのはポークソテとエビフライのコンビネーション。ほどよく厚いポークそてもおいしいけれど、ココのエビフライはボク好み。加水をしない健康的なエビにぎっしり、細かなパン粉。だからムッチリおいしくてエビが甘くておいしいのです。2人で分け合いお腹も満ちて、家に戻ります。ゴキゲンに。

 

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