ノット東京、西新宿の小さな海外

西新宿に新しいホテルができた。
「The KNOT Hotel」という名前で 新しいとは言っても昔からあるホテルのリニューアル。ニューシティーホテルという名前のビジネスホテルが前身で、その裏側に一時期住んでいたからなつかしい場所。
新宿駅からはちと遠い。電気街を抜けててくてく歩いた先に新宿都庁。ずんずん歩くと新宿中央公園があり、そこを抜けるとこのホテル。10分ほどの散歩の果ての別天地。
ホテルの外観自体はほとんど変わらずテラスができたり、ベーカリーショップが併設されてたり。
なによりエントランス前に自転車が置かれていたりしてホテルというよりアパートメントハウスのような感じがするのにワクワクします。
ちなみにホテルのロビー随所に自転車がある。ただそれだけでこの場所が「滞在」じゃなくて「生活」の場のような感じがするのもたのしい。

チェックイン機が並んだロビー。モダンでけれど機能的。
ただ入口脇にベーカリー。その反対側にはバーがあり、バーの奥にはダイニング。それらそれぞれの名前の頭に「more than」がつけられていて例えば朝食が提供される場所は「more than dining」。普通のダイニングルーム以上の何かがある…、ってメッセージでしょう。気がきいている、オモシロイ。
写真を撮ってるとガラガラ、パンをのっけたキャスター付きのシェルフを引いて運んでくる人。気取ったホテルではこういう動線を隠すのだけど、そんなことより臨場感を…、って割り切りがいい。若々しい。

のびやかな空間です。ダイニングルームの一番奥にはオープンキッチン。調理スタッフがキビキビ働く。みんな若々しくてムードが明るい。
厨房の前にバースツールが置かれたエリア。他の時間帯には大テーブルとして機能するのでありましょう。
朝はそこがバフェカウンターとして使われている。
そこに並んだ料理はどれもが若干少なめで、かなり頻繁に補充されてる。
中でもハモン。ココの朝食バフェの目玉のようで、すぐなくなっちゃう。お皿の上に並べたものが少なくなると、お店の人がとんできてスライサーで削ってならべる。長い時間おいておくと空気で乾いてしまうから必要なだけちょっとづつ。スライサーが動きはじめるとそこに小さな行列ができはじめるのがオモシロイ。

それにしてもこれほどインバウンドの人たちの多いロビーやレストランはみたことがない。
特に欧米系の人たちが多くて、お店の人も半分以上が外国人。共通言語が英語というのが当たり前に思えてしまうほどの空間。
国籍まばら、老若男女でただ共通点はスーツを誰一人として着ない人たちというところ。カルロスゴーンは絶対いない。ジョナサンアイブならひょこっと佇みクロワッサンを貪り食べているかもしれない(笑)。

良きバフェでした。ご飯はない。スチコンで仕上げた鮭もなければ出汁巻玉子も納豆もなし。
けれど焼けたばかりのクロワッサンやバゲットがある。削りたてのハモンがあって、卵料理にベーコン、グリルドソーセージ。サラダ野菜にフレッシュフルーツ、ヨーグルトと世界の朝をはじめるに必要十分なものがしっかりそろってる。目玉焼きの黄身にほどよく熱が入って超半熟じゃないというのがグローバル。
オモシロイなぁ…、と思ったのがコーヒーや紅茶のためのステンレスのマグ。ほどよいサイズで中空構造。だから中の飲み物が冷えずにしばらくあったかい。金属なのに不思議なほどに感触なめらか。唇にあたる感じが官能的で、これ欲しいかも…、って思ったりした。1950円でかなう小さな海外旅行、オキニイリ。

 

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