ニチヨウビ、蕎麦をたぐってパスタを作る

owa1owa2疲れが溜まって朝寝坊。
朝昼兼用で蕎麦にする。
四谷三丁目の交差点にある「尾張屋」という店。
蕎麦が食べたかったのは、お江戸に帰ったらまず蕎麦だろう…、と思ったから。
にも関わらず行ったお店が「尾張屋」とは、これいかに(笑)。

たしかにきしめんがおいしいのでかなり有名。
けれどきしめんのみならず、うどんも蕎麦もみな自家製麺の手打ちでしかも作り立て。
特に蕎麦のザックリとしたコシと歯ごたえは独特で、無性に食べたくなることがある。それで今日。
冬になってもにぎやかな街。
おもちゃ博物館を目指してやってくる小さな子供を連れたパパママが、どこに向かえばいいのか右往左往する様子。ほほえましくってニッコリとなる。

owariyaowa-katudon極度の腹ペコ。
2人で3つを分けることにする。

一つはボクの目当ての一品。
カレー南蛮蕎麦をたのんで、上に天ぷらトッピング。
ポッテリとしたカレースープに蕎麦が沈んで、ユックリ、とろとろ。麺がやわらかになっていく。
やわらかになりながらも、蕎麦の香りやザックリとした歯切れ感はそのままに、スープとの絡みがよくなり口の中がカレーと出汁で満たされる。
カレーうどんにはない一体感に今日もウットリ。

それから友人は冷たい蕎麦。
冷やしにしんそばをたのんでズルリと食べる。
熱いにしんそばは、そばの店の定番メニューのひとつだけれど、それを冷たくして出すのはちょっとめずらしい。
コシのある麺が冷たいままに、そのコシ存分に発揮する。
からんだタレにニシンを煮込んだ甘い煮汁を混ぜてるのでしょう…、カラメルっぽい香ばしさと魚の旨みが混じってドッシリ。味わい深い。
魚の香りが魚臭さにならないところに感心します。
しかも冷たい蕎麦にはネギではなくてキュウリを使う。キュウリは香りが強い野菜で、にもかかわらず辛味や甘み、つまり味が希薄な野菜だから蕎麦やタレの味わい汚さぬ。ボクは好き。

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それにかつ丼をたのんで分ける。玉子硬めでお願いせずとも、いつものコトでお店の人から「玉子は固めにしましょうか?」って。笑顔で頷き、ふっくら玉子がカツを覆って固まる姿。
出汁と割り下がおいしいからこそ、玉子を固くしても辛くならずにおいしい状態のまま。カツの断面も鮮やかで、噛むとジュワリと出汁が滲んで口が潤う。パン粉衣もやわらかで、玉子と一体化しているところがまたオゴチソウ。
甘いタクワン。イリコの味が力強いワカメの味噌汁とどれもがボクの好みなところがありがたく、カレースープを飲みながらご飯をハフハフ。オゴチソウです。ニチヨウビ。

 

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そして夕食。パスタを作る。アメリケーヌソースのいいのが手に入り、それを味のベースに作った。
大きな鍋にムール貝とホンビノス貝。ワインを注いでニンニクと赤唐辛子にオレガノいれて、蓋して蒸し焼き。貝の口がひらいたら一旦取り出す。スープも一旦退避させ、エビにホタテに牡蠣をバターで軽く炒める。
そのかたわらでショートパスタを柔らかく茹で、茹で上がる直前に鍋でアメリケーヌソースをあっためすべての具材をひとつにまとめる。パスタを移してタプンタプンとゆすりつつ、濃度がでたら出来上がり。イタリアンパセリをちらしてあとは食べるだけ。
あらあら、おいしい。クニュクニュとしたパスタにエビの味にクリーム。すべての素材もよき状態でお腹がたのしく喜んだ。
ツナとセロリをオーロラソースで和えたサラダはみずみずしくて、夜のお腹を軽く満たした。明日から再び出張です。

コメント

  1. RHEIA

    出張が続くのですね。お疲れさまです。東京、地方と渡り歩くのは、気温差だけでもご負担でしょう。
    それでなくても天気の定まらぬ秋の空…風邪など召されませぬように。

    最近私もショートパスタが好きです。鍋一つで作るクリームペンネの作り方を試してこの方、ハマっております。
    秋冬はクリームが美味しいですね。

    • サカキシンイチロウ

      RHEIAさん
      11月は祝日が週の真ん中に2回もあって、しかもまもなく12月。
      出張の日程作りが難しく、なので長めの出張が続きます。でもいろんな街でいろんな人にあい、おいしいモノに出会えると思えばありがたいこと。
      ショートパスタは良く茹でる。
      グダグダになることを恐れずためすといろんな作り方ができますよね。

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