ナイフ一つで作れるシアワセ

a-dtsandひさしぶりにドトールコーヒーで朝をとる。
家の近所。
四谷三丁目の交差点の近くにあって、女性店長が元気で働くゴキゲンな店。

朝食メニューが最近、季節に合わせて頻繁にかわってる。
夜に売上高を上げることがむつかしい最近の飲食店にあって、朝の時間にいかに売上をとるかというのが、利益確保の鍵のひとつになりはじめてる。
特にファストフードのような手軽な業態は、朝のお客様を惹きつけるのに一生懸命。
そのひとつの手段が新しい商品の提案で、悪い工夫だとは思わないんだけど、ただ朝食に対して普通の人はとても保守的。
新しいモノよりも、いつもと同じを好む傾向が強くてだから、定番メニューをおいしくすることが本当は大切とボクは思う。
…、と、そんなコトを思いながら、いつものココのオキニイリ。
「玉子とハムのサンドイッチ」のセットをたのんだ。そしてビックリ。しかもウレシイビックリで、やっぱりこの店はボクにとって特別な店…、ってしみじみ思った。

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サンドイッチを半分にナイフを入れて切ってお皿に盛り付ける。
かつてはどこでもこのやり方で、けれど今ではナイフを入れずパンで具材を挟んだら紙に包んでお皿の上にのっけるお店が普通になった。作業が単純化できるというのと、テイクアウトとイートインで同じ商品を出せるから…、といういろんな理由があったのでしょう。
でも、たったひと工程…、ナイフを入れるという工程が、ファストフードの料理をレストランの料理に変える魔法なのです。それを惜しむようになってから、ドトールコーヒーの中からのどかな空気が消えて失せてしまったように感じてさみしかった。
そして今朝。魔法がかかったサンドイッチに「あぁ、よかった」って笑顔を貰った。アリガタイ。

a-dt-coffeeカサカサするまでキレイに焼けた軽い食感の食パンに、ポッテリとした玉子のサラダ。
シャキシャキ、みずみずしてくフレッシュなレタスの葉っぱ。
クシュッと潰れるトマトの酸味。
なにより食べる前の断面が色鮮やかでうつくしく、あふれるような具材の豊かにウットリします。
朝のお腹を満たすに十分の分量と、消して贅沢ではないけれど、すべきことをしっかりすている料理がお腹に入るシアワセ。

ボタン一つでプシュッと作れるカフェラテがこのサンドイッチに比べてちょっと残念かなぁ…。
味はそこそこ。けれども泡が荒くてすぐに消えて壊れてしまうのがもったいないなぁ…、と思ってゴクリ。ゴクリと飲んでサンドイッチをまたパクリ。再び笑顔が顔に戻ってまたゴクリ。シアワセすぎず、けれど決して不幸せじゃない。ほどよき朝に感謝しました。さぁ、仕事。

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朝の打ち合わせを帝国ホテル。丸ノ内線の銀座の駅をおりて日比谷に向かうとまもなく竣工しそうなビル一本。シャンテと一対をなすデザインが、三信ビルへのノスタルジーをかき消す感じ。街の新陳代謝を感じる。
もうあと数週間で今年も終わる。そのせわしなさがホテルのロビーラウンジまでもをちょっとざわつく空間にする。うやうやしくカップに注がれるコーヒーがどんどん冷めていくのもなんだか師走な感じ。
お腹までもがフルスピードで空いていくような、そんな今日。

 

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コメント

  1. Eiko

    サカキさんがドトールをエントリされると、スタバよりドトール派の私としては「どうかサンドウィッチを切ってくださる店・店員の方でありますように」と祈りながらブログを開くように(笑)
    ドトールといえばツナメルトが始まっていますね~

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Eikoさん
      ツナメルト…、悩みました。
      でも悩んだ末にこのサンドイッチを目にして、あぁ、良かったと思いました。ありがたいです。

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