トリュフ香るサンドイッチの朝。昼はおむすび
渋谷からはじまる朝。「ディーンアンドデルーカ」で朝食をとる。
渋谷ストリームというビルの中にあるお店でいつもにぎやか。お店の中はほぼいっぱいで通路に面したテラス仕立てのテーブルに座って食べる。
Googleの日本支社やデザインホテルが入居するビル。
できたときには渋谷のはずれって感じで静かだったけど、渋谷の街が膨張するに従って、渋谷の南側に向かう通路のようにもなってお店の前の人通りも多くなってきているようです、街の鼓動を感じながらはじめる朝も乙なもの。
テイクアウト商品よりも店内用のフード商品が充実した店。「マッシュルームスクランブルエッグトースト」を選んでたのむ。お供は今日のブレンドコーヒー。二重構造のステンレスカップに入れてくれるのがありがたい。
メインのトーストはなかなかにぎやか。
薄切りの田舎風のパンの上にスクランブルエッグ。お皿にとろんと垂れ下がるようにのせられ、そこにフレッシュのブラウンマッシュルームのスライス。カリカリに焼いた薄切りベーコンが一枚添えられ彩り、香りを添えている。
ベーコンの香りに混じってトリュフオイルの匂いもしてくる。口に入れるとマッシュルームの香りも混じって、口から鼻に向かっておいしい匂いがパレードするような感じがたのしい。スクランブルエッグはしっかり塩が効いていて食感なめらか。
トーストブレッドは軽い酸味があって、それが玉子の甘味をひきたてる。値段以上のゴージャス感にうっとりしました。オキニイリ。
渋谷道玄坂をズンズン上がる。オキニイリの天下寿司をすぎなおも歩くと工事現場が見えてくる。渋谷のそこここにある大規模再開発のひとつで、でも異色なのが東急系ではなく三菱地所のプロジェクト。オフィスやホテルが中心の複合施設になるんだという。
完成するのは2年後で、インバウンド景気がそんな先まで続くんだろうか…、って思ってなんだか心配になる。
工事現場を超えて歩いたその先に「戸越屋」というおにぎり屋さんがあってそこを目指してきました。店の写真を撮ってたら、タクシーを店の前に乗りつけてインバウンドさんがゾロゾロお店に入っていった。ちょっとビックリ。あとで公式ウェブサイトを見てみたら日本語表記と英語表記がほぼ対等のページ作りで、なるほどなぁ…、って感心しました。わるくない。

入り口前にテイクアウト用の売店があり、奥に厨房、カウンター。
カウンターの引き出しにオーダー用のタブレット端末がおさまってるのネ。
これはなかなかあたらしい。
必要な時だけ引き出せばいい。
だから、注文が終わると無粋なタブレットを見なくてすむのがボクは好き。
人数入れて、メニューを選ぶ。
小むすび2個セットを選び、続いておむすびの種類を選ぶ。
40種類ほどのおむすびの中から梅と青唐辛子味噌を選んでポチりとすると、それからおむすびを握ってくれる。
テイクアウトは作り置き。
イートインは出来立てという二刀流です。
しばらく待って料理完成。お膳の上におむすびが2個、鶏の唐揚げ、だし巻き卵、きんぴらごぼうに味噌汁がついてひと揃え。
なかなかのボリュームです。小むすびというもののコンビニおにぎりよりは大きめに見え、手にするとズシッと重い。ただギシギシに握られているわけでなく、手ですんなりと持ち上げることはできるけれど、前歯に当てるとふわっとほぐれて崩れながら口の中へとやってくる。
空気を含んだ状態で形をととのえているのでしょうネ…、ご飯がおいしくほどよき塩味。
梅は酸っぱく、青唐辛子味噌のビリリと辛いことにニッコリしちゃう。
鶏の唐揚げは大ぶり、しかもニンニク、生姜がドスンと効いてて力強い。冷めても味がボケないように仕上げられているのでしょう。
だし巻き卵はフルフルなめらか、味噌汁までもがおいしくてしみじみおいしいオキニイリ。












