トクシマアサバフェ、たかしまコーヒー店

徳島の朝。いつものホテルのバフェをたのしむ。
贅沢ではないけれど、食べたい!と思わせる料理がキレイに並ぶたのしいバフェで特に徳島県の素材や料理が取り揃えられているから、旅先の朝の食事としてありがたい。
まずはご飯を少々茶碗に盛って、上に大根おろし。ちりめんじゃこをたっぷりのっけてすだち醤油を垂らして食べる。シットリとした大根おろしが今の季節は少々辛く、それがお腹をキリッと目覚ます。ちりめんじゃこは噛みしめると海の香りと旨みが広がる。お味噌汁には鳴門のわかめと、刻んだネギをどっさりいれる。ワカメのトロミが口から喉をやさしく撫でてお腹をポッとあっためる。朝が来ました。目が覚める。

料理、あれこれ。
鳴門わかめの酢の物があり、味噌汁の実にたっぷり入れはしたけどとった。
硬めに茹でたワカメがシャキシャキ。
徳島名産のレンコンのきんぴら、ひじきの煮たのにもレンコン混じってコリコリカリカリ。
徳島といえばフィッシュカツでございましょ。
魚のすり身を薄くしてパン粉をつけて揚げたもの。
サクサクとしたパン粉とすり身のムッチリ感がたのしい食感。
カレーの風味がふんわりただよい、食べはじめると止まらぬおいしさ。

ココのバフェでたのしみなのが海藻麺。海藻成分を使って作った透明な麺のような食品で、パリポリ奥歯ではじけるように潰れる感じがオモシロイ。耳の奥で小さく何かが爆発するのにまた目が覚めた。
甘いトマトにレタスの葉っぱ。阿波尾鶏の玉子で作った出汁巻き玉子に蒸気で焼いた鮭の切り身。すだちをかけて食べるとそれすらゴチソウ味になるオモシロサ。程よくお腹が満たされる。

出発までにちょっと時間の余裕があった。
せっかくだからおいしいコーヒーを飲んで今日一日のココロの準備を整えましょうと「たかしまコーヒー店」にくる。
ホテルから歩いてたった5分で空気がのどかに感じる。
お店の前でちょっと見上げて空を見る。
そしたら立派なコンクリート作りの建物、おそらく上に住居があって、なるほどココは自前のビルでやってるんだ…、と。
普通の努力を一生懸命やり続ければビルが建ち、家族みんなたのしく過ごしていける…、そんなシアワセを生み出すことが飲食店にできた時代のうれしい景色。でも今となっては夢物語と思えるほどに、外食産業は厳しい産業になっちゃった…、ってちょっとしんみり。

お店に入るといつもの景色。
カウンターの中の厨房。端にはグリドル。
そこでサンドイッチやハンバーガーが出来上がり、ドリップ点てのコーヒーのおいしい匂いが漂ってくる。
一ヶ月前に来たときにもいらっしゃった、髪をキレイに整えた優雅なマダムがコーヒー飲んでて、ボクもなんだかおなじみさんになったみたいな気持ちになった。

ブレンドコーヒーとハムエッグトーストをいつものように。
たのむと軽く玉子を溶く音。
それに続いてじゃじゃっと玉子がグリドルの上に流される音。
バチバチ湿った音が続いて、玉子が焼けてる。
その盛大な音が収まり、しばらくすると玉子が焼ける甘い匂いがやってくる。グリドルが吸い込んだいろんな料理のおいしい匂いも一緒にまじって漂ってくる。フライパンで焼いたときとは匂いの深さが違って感じて、あぁ、いいなぁ…、ってウットリします。

お待たせしました…、とロゴ入りカップに入ったコーヒー。湯気が漂い、香りが旨い。
木製の丸いお皿にこんがり焼けたトースト二枚。間に焼けたばかりのハムエッグ。コーヒー飲んで口を整え、いただきます…、とカプリと一切れ。

トーストもグリドルで焼いたトースト。だからシットリ。表面はこんがり焼けててカサカサ前歯にあたるのだけど、グリドルから上がる蒸気をほどよく吸い込み、ふっかりパンがやさしく焼ける。
ハムはプチュンと前歯で歯切れる。焼けた玉子はふっくらとケチャップぷちゅりと流れ出す。特別な素材をつかってるわけじゃなく、なのになんて特別なんだろう…、って来る度食べて、食べる度に感心しちゃう。グリドルで焼いたトーストの耳はやわらか。ハムや玉子と一緒に口溶け、気持ちをほっこりしてくれる。
この店をおそらく作ったのであろうじぃさまの、頭が今日はさっぱりしてて床屋に行ってきたばかりなんでしょうネ…、いつもに増して男前。コーヒーを一口すすってのんびりし、また一口とゆっくりたのしむ。シアワセだなぁ…、って思った。出発す。

 

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