テーブルチェックのうやうやしき虎屋菓寮

伊勢丹の地下。
ずっと営業自粛していた虎屋菓寮の喫茶コーナーが営業再開。
家に帰る前にひと息つきにくる。
例年ならばそろそろ宇治金時のはじまる時期。はじまったら連日行列必至の店です。
それもしばらくお休みとのこと。かき氷だけじゃなくて赤飯やお粥のような軽食もメニューにはなく、売店で売られる生菓子、汁粉に飲み物という限定メニューでやっている。
ボクの目当ては抹茶グラッセ。茶筅で点てたお抹茶を、ふっくらとした泡も一緒にぶっかき氷の上に流して冷やして味わう。冷たくしても泡は壊れず、蒸気で作った泡とも違って空気をたっぷり含んでふんわり。しかもぽってり、喉越しなめらか。
抹茶そのものの風味も壊れず苦味スッキリ、抹茶の旨味も心置きなくたのしめる。

ぶっかき氷がなめらかで泡をまとった小さな氷を口に含んで涼んだりする。お店の中は静かでパラリとボクを含めて3組だけ。
しばらくの間、お会計はテーブルでとさせていただきます…、とお店の人がいう。感染対策を入念に客席ホールでしたとしても、レジのところで混雑することがかなりある。それを防ぐにはテーブルチェックが合理的で効果的。さすが虎屋、しかも伊勢丹って思ったりした。
お金を払うとお釣りと一緒に小さな封筒を持ってくる。上等な和紙でできた封筒で「ありがとうございます」と書かれてる。長い間の休業で、ご迷惑をおかけしました。ほんの気持ちでございますがと。家に帰って開けてみれば中には小さな洋館一本。気が利いてます、ありがたい。

 

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知り合いの差し入れで鮨折りいただく。
上等な鮨折りです。
マグロの赤身に中とろが一貫づつ。
ハマチにコハダ。
サーモンの漬け。
タコにクルマエビと握りが7貫。
かっぱ巻と鉄火巻が半本づつという組み合わせ。
厚焼き玉子でひと揃え。
マグロもハマチも熟成のきいたねっとりとした食感で、旨味も強い。
クルマエビのむっちりとした食感も上等ならば、漬けサーモンのとろける食感もおゴチソウ。
歳を重ねるにしたがって、タコのようなネタをおいしく感じるようになるのが不思議。
噛めば噛むほどに風味がまして、旨味が強くなるのがたのしい。

コハダの酢じめの具合がキリッと酸味強くてボク好み。シャリもちょっと酸っぱ目寄りで後口スッキリ。かっぱのキュウリがカリッとさわやか、みずみずしくてむっちりとした鉄火のマグロと好対照。甘い厚揚げはデザート代わりにと最後に残す。

お供にやまかけそばを作って食べた。
浅草むぎとろの出汁でわったとろろの冷凍があったのです。とろろご飯軽くいっぱい分が真空パックにされて凍ってる。2個をとりだし常温で小一時間も放っておくと解凍されて食べごろになる。
蕎麦をかためにゆがいてタレを入れたお椀にそのままたぐって入れる。とろろをのっけてグルングルンとかき混ぜ合わせ、ズルリとたぐる。水で洗わずさらさぬ蕎麦は香りも強くてねっとりなめらか。とろろにも熱がほどよく入って風味が際立ちぽってり口を満たしてお腹になだれ込む。
あたかもとろろが蕎麦の形をなして口へとやってくる…、って感じがするのがなんともゴチソウ。心置きなく滋養をたのしむ夜となる

コメント

  1. 蜂蜜

    ようかんのお土産は粋な計らいですね。
    気持ちが優しくなりそうです!
    小指のピンキーリングがチラッと見えます、以前から気になる事が・・
    榊さんの指は太くて少し短め❓写真の写し方でしょうか。
    失礼しました。背筋を伸ばして襟をただしました😁

  2. サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

    蜂蜜さん
    おっしゃるように指は短くてふっくらしてます。親父も同じような手でした。

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