ティンフックの夜、喫茶ネギシの朝

外が暗くなってきたらさみしくなった。
なんだかすごく寂しくて。
寂しくってしょうがなくって、それで近所にティンフックで晩ご飯を食べることにした。
ここにくるとタナカくんがいるような気がしてネ。
家にいるとたまに、フッと彼が気配をなくすことがあって多分、どこかに買い物かご飯を一人で食べに出てるに違いない。すぐ帰ってくるさと思うことにしているんだけど今日はすごく寂しかった。ティンフックにきてお母さんにおひさしぶりって挨拶されて、壁にかかったタナカくんが描いた絵を見ると、あぁ、戻ってきたってホッとする。
今日は先客ひと組で、後からひと組。ほどよくにぎやかでお母さんも忙しげ。いつものテーブルに座ってぼんやり。いつものように揚げ春巻きを作ってもらい、少なめチャーハンとスープをもらう。

まず揚げ春巻き。今日はちょっと強めに揚げられ表面こんがり、香ばしい。鶏のすり身と茹でた春雨。刻んだにんじん、ネギやスパイスがギッシリ巻かれてザクッと歯切れる。野菜で包んでチリソースをつけ、口の中がにぎやかになるオゴチソウ。
厨房からジャジャッジャジャッとご飯を炒める音がして、美味しい匂いと一緒にやってくるチャーハン。具材はほとんどネギと玉子。ご飯の粒のひとつひとつが焼ききれていてパラパラ口の中でご飯が踊るよう。脂の香りも香ばしく、おいしいったらありゃしない。
ここで一番の名物、鳥カレーのスープだけをもらってお腹を温めて、ついでに気持ちもあったまる。ちょっとさみしくなくなった。この店があってくれて本当にうれしい、ありがたい。

 

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金曜日の朝。
新宿にでて「喫茶ネギシ」で朝ごはん。
新宿でネギシと言えばボクの中ではずっと牛タン屋を思い浮かべるものだったけど、先日ここに入ってびっくり。
いまや新宿におけるネギシは牛タン屋でなく好きな喫茶店の代名詞になっちゃった(笑)。
何が好きってインテリア。
ミッドセンチュリーモダン的とでもいいますか。直線と曲線が組み合わさったうつくしいモチーフが随所に使われ、テーブルはオリジナル。椅子も半分くらいはオリジナルのものが残ってる。コースターに描かれたお店のロゴデザインもオリジナル。negishiの文字だって出来合いフォントじゃなくてひとつひとつデザインされたもので、今はこんなに手間をかけるお店はほとんどない。いい時代だなぁ…、って思う。

朝のご飯にツナトースト。アイスコーヒーをお供にしました。
プレートの上に分厚い食パン、上にたっぷりマヨネーズ和えにしたツナのオイル漬け。チーズをたっぷりのっけてこんがり焼いてる。
このこんがり具合がなかなかよくて、一口分をちぎってもつと、ビヨーンと伸びる。パンはさっくり、口溶けがよく食べてるうちにどんどん口の中で粘ってとろけてく。
サラダがついてくるのだけれど、千切りキャベツとトマト、サウザンアイランドドレッシングとなんとも喫茶店的なもの。ビターでスッキリした酸味のアイスコーヒーも昭和な感じでオキニイリ。今日はのんびり過ごします。

 

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コメント

  1. ありす

    つらいことがあって、時間が経つしかわかっている時の時間の進み方の遅さ、私も経験したことがあります。。。。
    不安で、このあと自分はずっと一人なのかと思って、楽しく感じられることを必死で探して、ひとつひとつは楽しいのだけど一人になるとまた不安がやってきて、重たい足をずっと引きずっているようでした。
    だからなんだ、って言われるとアレなんですけど、これで「やっぱり時間が経ちさえすればなんとかなるもんですよ」というオチではあんまりだなって思い……ええと、うまく書けませんがネット越しにですがサカキさんのつらさを想像して、そして見守っている人間がここにいますよってことをお伝えできればいいなと思いました。

    そして揚げ春巻き、私も食べたいです。パリパリ。

    • サカキシンイチロウ

      ありすさん
      わかってはいるんですけれど、胸がギューッとなにかに掴まれるように痛くなるんですよね。
      辛いことを「胸が痛い」と表現するけれど、実際、胸が本当に痛くなるってことをはじめて経験しています。
      温かい言葉ありがとうございます。

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