ティンフックにて冬のベトナム料理

tf-kanbantfひさしぶりに家の近所のティンフック。
ベトナム料理の小さなお店。
ベトナム人の女主人が自ら腕をふるって料理を作ってくれる。

アメリカにいるとベトナム料理はとっても身近。
ベトナム戦争のせいで難民になった人たちをたくさん受け入れたアメリカ。だから彼らの作るレストランが沢山できたからなんでしょう。
どんな小さなショッピングモールにもベトナム料理のお店があった。

日本では同じ東南アジアの店でも、タイ料理の店の方がなぜだか多い。
ベトナム料理は「タイ料理から酸味と辛さを引いたスパイシーじゃない料理」というくらいの認識しかなかったりする。だからベトナム料理のお店はかなりの少数派。
ボクにしたって家の近所にココがなかったら、ベトナム料理をワザワザ食べに出かけることはなかったかもなぁ…、って感謝する。

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ちょうどお店に入ったときには、お客様がまだいなくって、お店のかぁさん。椅子に座って揚げ春巻き用の春巻きを巻いていたとこ。見事な手際を感心しながら見つめつつ、世間話に花をさかせる。
今年は忘年会の予約がほとんど入らないの…、とさみしげにいう。
確かに今年はカレンダーの曜日周りがあまりよくなく、不景気風も吹いてるからかどこのお店も忘年会がなかなかとれない。みんな苦労してるみたいよ…、というと、ちょっとホッとするけど来年はいい年になるといいわね…、と。本当にボクもそう思う。

tf-agemonotf-kusinsaiで、巻いたばかりの春巻きを揚げてもらってまず食べる。
パリッと揚がったライスペーパー。
中にはシットリ、野菜と豚ひき肉のあんがつまってトロリとろける。
そのまま食べてもおいしくて、それを葉っぱ野菜でくるむ。
チリソースと一緒に食べると、口の中がにぎやかでみずみずしくなり食欲湧いて元気がでます。

イカのひき肉を団子にし、揚げて辛子のソースで食べる。
ムチュンと歯ごたえたのしくて、イカ独特の強い旨みが口いっぱいに広がっていく。
ところどころに粗切りにしたイカが混じって、それがゴツンと奥歯を叩く感じもたのしい。

鶏のササミの揚げ物は、クミンシードの香りがおいしい。
細かなパン粉がサクッと歯切れ、口の中にパラリとちらかる。
ささみ自体はふっくらやわらか。脂を持たない肉のキチキチ、奥歯で繊維がほぐれる感じもたのしくオモシロイ。

野菜も食べなきゃ…、と、空芯菜を炒めてもらう。中国料理だとニンニク、スープで蒸し焼くようにするところ、ベトナム風は少量の油とヌクマム、赤唐辛子でササッと仕上げる。葉っぱの渋みが舌をビリリと刺激して、これもたのしい食欲となる。

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豚焼きそうめんというメニューがあった。豚肉を具材とした焼いたそうめん?とそう思い込み、ソースかなにかで炒めてるの?って聞いたら、そうじゃないの。ヌクマム味のそうめんなのよ…、というので試す。
やってきたのは想像したのとまるで違った姿形。丼の上に焼いた豚バラ肉と生の野菜がタップリのっかる。箸でひっくり返すと下には茹でて冷ましたそうめん。ヌクマムと鶏がらスープ、スイートチリソースで味が整えられている、和えそば的な料理でこれがなんとも旨い。
つまり「豚・焼きそうめん」ではなく「豚焼き・そうめん」だったワケ。
焼いた豚肉の脂の旨みが野菜のシャキシャキ感でさっぱりさせられて、クニュクニュとしたそうめんのやさしい食感をひきたてる。ここの名物鳥カレーでお腹を潤し温めて、また来ましょうと店を出る。

 

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コメント

  1. Suzuki

    ベトナム在7年目、ハイフォンに居ます。3年前から自分で靴工場投資して日本向けでやってます、完全なベトナムローカルの生活、ベトナムのファンが増えることを祈ってます。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Suzukiさん
      駐在でも旅でもなく移住。しかも現地の方々を雇用する立場になるのは大変なご苦労があったと推察いたします。
      このお店の方々と触れ合っていると、ベトナムって穏やかでやさしい国なんだろうなぁ…、と思うことばかり。ご苦労もあろうかと思いますが、がんばってください。ボクはすっかりベトナムファンです。

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