ツナチェダーの朝。いとおしきナポリタンの昼
ドトールコーヒーで朝ごはん。ひさしぶりにツナチェダーチーズを食べる。
一時期、販売休止になったときにはドトールコーヒーにくる理由の半分近くがなくなっちゃった…って悲しい思いをしたものです。
ツナのオイル漬けの調達がむつかしんだ…、って休売の理由が噂された。実際は、店舗でツナとみじん切りの玉ねぎをあえて具材を仕込むと言う作業を簡略化するための試行錯誤の最中だった。
結果工場で仕込まれたツナマヨをチーズと一緒に挟んで焼く方法になって販売再開された。
味はほとんどかわらない。でも玉ねぎのシャキシャキ感が控えめになったかなぁ…、パンもちょっと小さくなったような気がする。
本当に味が変わったのか、小さくなったのかはわからない。でも売り続けられていれば勘繰ることはなかったはずで、ほんの短い間でも中断すると人は変化を探そうとする。続けることは尊いことです。勉強です。
とはいえおいしい。好きな商品。
ふっかりとしたパンの食感。パンというより肉まんやあんまんの生地のような食感で、マクドナルドのフィレオフィッシュのバンズに近い。マクドナルドの商品で包装紙じゃなくボックスに入って提供される数少ない商品がフィレオフィッシュ。それもバンズがデリケートゆえ。これも手にして力を入れるとクシュっと潰れてしまうほど繊細にして儚い食感。
ぽってりとしたチーズやツナとだから相性がいいのでしょうネ…、口の中でたちまちとろけてなめらかになる。
噛むとプチュっとパンの反対側からツナやチーズが溢れ出すのがたのしくて、あっちを食べたりこっちを食べたりしながら味わう。アイスコーヒーをお供にもらって、朝のお腹にほどよいゴチソウ。オキニイリ。
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今日も元気でがんばってらっしゃるかなぁ…、と思って「カフェテラスドム」に来てみる。
昭和ムードの喫茶店です。
シニアご夫妻がふたりでやっていらっしゃってて、障害のある奥さまをご主人がいたわりながらほとんどすべてを仕切る姿があたたかい店。
今日、奥さまはお店の奥のソファでのんびり。ご主人がニコニコしながら料理を作り、サービスをする。歳をとってもできる仕事があるってステキなことです。しかも夫婦ふたりでずっと一緒にいられるなんて…、って来るたび思う。
ナポリタンにアイスコーヒーをお願いします。
テーブルに赤いタバスコ、緑の粉チーズ、お冷が並ぶ。灰皿がおいてあるのでわかるように喫煙できるお店だけれ、今日はどタバコを吸う人がおらず空気がきれいでありがたい。
のんびりしてたら「ベンのテーマ」が流れてきました。タナカくんが好きな曲で、カラオケでよく歌ってた。ネズミと少年の心のふれあいを描いた映画の主題歌で小動物が好きだった彼は、前作のウィラードともども好きで見てはグスンと泣いていた。
厨房からはジューッと湿った音がする。
ナポリタンの具材をフライパンにのせたんでしょう。
しばらくしたらジャーッとひときわ大きな音と一緒に甘い香りがしてくる。
ケチャップ注いで仕上げがはじまる合図の音と香りにお腹がなります。
音が落ち着きしばらくしたら、お待たせしましたと料理が届く。
太めの麺に薄付きのケチャップ。
具材を炒めるときの塩で下味が整っていて、だからケチャップが薄めであっても味はしっかりついている。
豪勢なハム。タマネギ、ピーマン、缶詰のマッシュルームにエビが少々。
いつもはエビは入ってないんだけどおそらくピラフを作るためのエビが混じったのでしょう…、得した感じ。焼けたケチャップの甘酸っぱい香りが鼻をくすぐるおゴチソウ。
麺はやわらか。コシはほとんどなくってもったり舌や奥歯にからむ。
ハムはザクザクむっちりしていて野菜はシャキシャキ。その食感がやわらかな麺で引き立つ。ただほんのひと味足りない感じ。粉チーズとタバスコたっぷりふりかけて、大人味にして食べる。
粉チーズをたくさん使ってもチーズ臭くならないのって多分ケチャップのせいなんでしょうネ…、風味豊かでうま味もしっかりしていておいしい。
もったりとした麺はフォークにしっかりからむ。しかもケチャップ混じりの粉チーズをたっぷりまとって摩擦係数が高くなっているからでしょう…、麺がどんどん絡めとられて具材がたっぷりお皿に残る。
ハムと野菜のケチャップ炒めを食べて〆。甘くて苦いアイスコーヒーをコクリコクリと飲みながらちょっとのんびりいたしましょう。