チュプタな夜、チュプタな朝

昼はあったかかったのに、日が暮れると途端に寒い。
明日は一転、真冬の寒さになるんだという天気予報の予報を予感させる夜。
あったかいものを食べましょう…、と韓国料理の妻家房にくる。
キムチ売り場の二階がお店。階段をタンタンあがりながら、親父だったらここで「チュプタチュプタ」って言うだろうなぁと。韓国語で寒い寒いという意味らしく、かわいい語感がずっと頭に残ってた。それで思わず、チュプタチュプタと言いながら二階に上がるとお店の人が「外はそんなに寒いですか?」とニコニコしながら聞いてくる。
ちょっとした言葉のマジックが笑顔のきっかけ。注文をしてテーブルの上がゆっくり食事に向かって整う。スッカラチョッカラ、わかめスープにキムチが揃う。「体が温まるようにキムチを大盛りにしておきました」って。これもチュプタパワーでしょうか。ありがたい。

たのんだのはディナーセット。
メインと主食が選べる仕組みでメインはプルコギ。主食は石焼ビビンパを選んだ。
この店、チヂミが有名でそれがないのはちょっとさみしい。
スンドゥブチゲも捨てがたく、けれど今日は辛さにたよらず体をあっためてくれそうな組み合わせかなぁと思ってたのんだ。

まず石焼ビビンパ。小さい石鍋がジュージューしながらやってくる。刻んだキムチにナムルがぐるり玉子の黄身を囲んでうつくしい。
辛味噌をくわえて箸とスプーンでかき混ぜビビンする。空気をたっぷり含ませるようご飯の粒を軽く、軽くと混ぜ続けご飯がまんべんなく色づいたタイミングでプルコギ到着。これまた四角い石板の上でジュージュー。音と湯気が体をまずはあったかくする。

赤身の肉をタレに漬け込み、揉んでやわらかくした牛肉にパプリカにネギ、玉ねぎ、しめじにエノキタケ。分厚いしいたけ、それからキャベツと野菜をたっぷり一緒に炒める。味は甘辛、すき焼き味でにんにくとほんの少しの赤唐辛子が韓国風を演出してる。
考えてみれば石焼ビビンパもご飯は少量。野菜たっぷりで食感軽い。今日は野菜をたっぷり食べるぞ…、と気持ちがあがる。
石焼ビビンパの上にプルコギやキムチをのせてハフハフパクパク。体が芯からあったまる。またまいりましょう、木曜日。

 

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金曜日の朝、移動で東京駅を経由。そこで朝食。
野菜をいっぱい食べたくてキンパを選ぶ。
地下鉄改札とJRの地下改札口をつなぐ通路にあるグランスタ。韓国料理の「韓美膳」っていうお店があって最近、デパ地下なんかにも出店している勢いのあるチェーンストア。
野菜たっぷりでそこそこおいしい。特にここのは人参ナムルがメインになってて色鮮やかで歯ごたえもいい。ザクザクコツコツ、口の中が騒々しくなり寝ぼけた頭を叩き起こしてくれるよう。
サイドに添えられた茹でたキャベツのナムルが想像以上においしくて、ふっくら仕上がった卵のスープもやさしい味わい。今日は一日食べる一日。お腹の調子を整える。

 

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