チャイナドレスの昼。〆のアイスコーヒー
地下鉄丸ノ内線の新中野駅まで用事があってやってきて、ついでに昼食。
「天祥」にくる。
「中国料亭」と看板に書かれているのが独特で、確かにお店の造りは豪華。テーブル席にカウンター、個室に宴会場と中国に料亭があったらかくであろうという設え。
なにしろウェイトレスがチャイナドレスを着ています。
教えてくれたのはタナカくんで、「うちの近所にチャイナドレスでサービスしてくれる店があるんだよ」って連れてきてくれた店です。なつかしい。
ランチの定食メニューが多彩に揃う。メインふたつにご飯にスープ、漬物そしてデザートがつくセットを選ぶ。メインは黒酢の酢豚とアサリと野菜のスープ炒めにしてたのむ。
ぶつ切りにした豚肩肉に衣をつけてガリッと揚げる。表面バリバリになった豚肉と玉ネギ、ピーマン、パプリカを黒酢のタレと一緒に炒めて仕上がっている。豚肉の歯ごたえがたくましいうえ肉感的で、野菜はシャキシャキ、歯ざわりがよい。
黒酢のコクと深い酸味でご飯がすすむ。
スープ炒めの野菜はもやしとジャガイモ、三つ葉の3種。ジャガイモをもやしと同じ太さに揃えて切っていて、コツコツ奥歯を叩いて壊れる感じがおいしい。スープ炒めがあるのにスープもついてくる。ホタテのうま味がおいしいスープ。干し大根の醤油漬けと搾菜がついてひと揃え。
丁寧に作られた料理はおいしい。おゴチソウ。フルーツたっぷりの杏仁豆腐で甘い〆。
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実は、最近、サミットストアにちょっとハマっておりまして、ほどよき品質でなにより一次加工食品のできがとてもよい。
パックにされていない鮮魚も豊富で、お願いすればおろしてくれたり切り身にしてくれたりと、デパ地下の鮮魚店もびっくりするほどの充実ぶり。
家から一番便利なお店が新中野の店。だから今日は仕入れのために新中野までやってきたわけ。
せっかくだから買い物の前に「珈琲や」でアイスコーヒーをのんでぼんやりすることにした。
アーケードから突き抜けるように煙突があり、そこから香ばしいコーヒー豆の匂いがしてくる。
お店の中にも客席はある。けれどここではいつもテラスでぼんやりします。今日も熱くはあるけれど、日陰に入れば熱さはしのげる。キツイ冷房が体に応えるお年頃でもあり、なにより手元にアイスコーヒーがあってくれます。だから外。
スノコのような椅子やテーブルが縁側みたいに感じられ、夕涼みをしているみたいなところもいい感じ。
中空構造のステンレスのマグに入っているからずっと冷たい。中の氷も溶けずにずっといてくれる。表面を洗った氷がぎっしり詰め込まれているからアイスコーヒーもひんやり冷たい。
とはいえ深煎。苦味がドスンっと力強くて冷たいくせしてしっかり味や香りを感じることができるのがありがたい。
コーヒーにはビスケットがサービスでついてくる。硬くて甘くて噛んだ瞬間、口の中にかけらが散らかる感じが好きだ…、ってタナカくんが言っていたからいつもボクのはタナカくんのお腹に収まっていたものでした。だから今日もお土産にする。
さて買い物にまいりましょ。












