ダンシングクラブで、両手洗って指ナメル

仲良くしていただいているゴキゲン夫妻と一緒に食事。
大人同士ではまず来ないであろう「ダンシングクラブ」を場所に選んだ。
手づかみでシーフードをたのしむという、カジュアルさが売り物の店。新宿の駅の近くのビルの2階。
シンガポールに本店があり、できて三年くらいになるのかなぁ…、今日で5度目でひさしぶり。お店に入るとハロウィーンモードでありました。
そうかぁ…、10月もそろそろ終わりになるんだなぁ…、ってちょっとしんみりしてたらいきなりダンスショーがはじまった。1時間に一度のショーで、ホールでサービスしているスタッフが総出で踊る。飲んでいると結構たのしいショーなんだけど、入店直後でおじさんたちはちょっと置いてけぼりになる(笑)。早めの時間ということもあり、お店も静かでそれでもニコニコ、笑顔で踊る姿に胸がキュンとなる。

注文したらまず手を洗う。基本、手づかみで料理を食べるのがルールの店でそのためのお店の真ん中に手洗いのためのスペースがある。
普通の店なら隠れているはずの場所が店の真ん中にある…、その構造自体にびっくりする上、なんと手洗い器がdyson製。「あの」高級掃除機メーカーのモノらしく、Tの字型の真ん中部分に手を差し出すとお湯が出てきて手が洗える。洗い終わったらその手をT字の左右に伸びる筒に沿わせて手を広がると風が出て来る。この風の強力なコト。あっという間に水が吹き飛び手が乾く。
みんなと一緒に手を洗う。それも今まで体験したことがなかったやり方で手を洗う…、というコトでこの非日常的な空間でたのしむチケットを手に入れた。そんな感じで思わず笑顔が溢れてきます。

サングリアを大きなピッチャーでもらってみんなで、互いのグラスに注ぎあい乾杯をして食事がはじまる。
周りは若い人たちばかり。
10代、20代の女の子たちの中でもしやボクらが最高齢かもしれないとドキドキしながらお店を見渡す。
ほぼ確実に還暦以上のおじさま、おばさまがニコニコしながら食事をしているテーブルを見つけてちょっとホっとする(笑)。

ちなみにみんなカニのツメをかたどったカチューシャ頭にのっけています。
ハロウィーンだからというわけじゃなく、ココに来ると頭にのっけることをいつも勧められるモノ。ネクタイしめたサラリーマンのグループ客が、それをかぶって気恥ずかしげに、でもたのしげにお酒を飲んでた。
ボクらのテーブルにもカニ爪カチューシャがやってくる。
「もしよろしければ」とちょっと遠慮気味にもってくるのに、そんなに遠慮しなくていいのにと闘志が湧いて、頭にのっけてカメラに向かう。たのしむ準備がしっかり出来る。

大きな紙を巻いて作った筒をスタッフがもってくる。皆さんのグラスを持ち上げ、テーブルの上を空っぽにして…、って言われてそうして、するとシュルッと筒状の紙がほどけてテーブルの上を覆った。これがこれからお皿の代わりになってくれる。それぞれの前に塩と胡椒。小さく切ったレモンとライムが並べられ、これで味を整えながら料理をたのしんでくださいね…、って。
まずはライムを塩に絞って指ですくって、酒の肴にと舐めて飲む。

まずサラダ。ワゴンが運ばれ、目の前でシーザーサラダを作ってくれる。
ロメインレタスをちぎってサラダのベースをドレスする。紙の上にレタスをのっけて、上にローストしたチキンを細かくちぎってぱらりと散らす。ベーコンビッツにクルトンくわえて、大きなミルで胡椒を砕く。チーズをひっかき出来上がり。
何がはじまるんだろう…、とびっくりした顔が料理ができるに従って、ほぐれて笑顔に変わっていくのが見ていてたのしい。できたサラダは手づかみで。指から伝わる冷たさや葉っぱの表面のみずみずしさ。
口に運んだときにときおり、唇に触れる指の感覚。舌以外に味わう器官が多くて不思議とおいしく感じる。前菜2種類。

ひとつは冷たいエビのカクテル。
大ぶりで太ったホワイトタイガーをスティーム、それから冷やしたモノを砕いた氷の上に並べる。
こういう景色って、バブルの頃の表参道。FLOで見たきり。
最近あまりお目にかかれぬ。
見た目も豪華。しかもエビがしっかりとしたたくましくちょっと得した感じにニッコリ。

熱い前菜はクラブケーキ。ほぐしたカニ肉をソースであえてコロッケ状に仕上げた料理で、想像以上にカニの味。
そして食感。オレガノ、タイム、クミンシードとスパイスたっぷりで、一口食べると気持ちがニューオリンズあたりにとんでいきそうな味。タルタルソースをたっぷりまとわせ、カサカサしっとり。会話もズンズン弾んむ。そしてメインがやってくる。

カニやエビ。
ハマグリ、アサリにベーコン、白いソーセージ。
ニンジン、じゃがいも、とうもろこしをビニール袋に入れてソースを注いで口を縛って絞る。蓋付きの鍋の中でじっくり熱を加えて仕上げる。
袋の中で素材を蒸し煮にしながら仕上げる料理。
調理自体は簡単で、ソースや素材の旨みが外に逃げていかないからおいしくできる。

結んで閉じてた袋を開き、ひっくり返して紙の上にドバッ。
ゆっくり袋を持ち上げながら、軽く絞って中のソースを一滴残らず搾り出す。
スタッフはみんな若くてハキハキしてる。しかもすべての手際がしっかりしていて仕事も確実。自分の仕事に誇りをもってやってるって気持ちが伝わる。いい感じ。
テーブルの上には蒸気がボワン。おいしい匂いが漂ってきて、熱いだろうなとわかっていても思わず手が出る。
アチッて指を引っ込めて、指についたソースをまずは舐めてピリピリ、ヒリヒリ辛いコトにびっくり。食欲になる。

ワタリガニを中心にした袋の中にはココの名物のスパイシーなトマトソース。タラバとズワイを閉じ込めた袋の中にはチリソース。ソースの味がしっかり素材の中に染み込む。カニはふっくら、エビはムッチリ。野菜はほどよき硬さを残して仕上がっていて、どれも甘くてびっくりします。
素材がおいしくなるばかりか、素材同士の持ち味がソースの中で混じり合いソースがおいしく、だから指を舐めることをやめられない。ソースのお供にどうぞと出されたガーリックバターのバゲットがこれまたおいしく、テーブルの上はカオスのように散らかりながら、どんどんそれが片付いていくのがまたたのし。
それにしても女子の元気でたのしげなこと。ボクが彼らの年齢のときって、カフェバーあたりで食事をし、その後、ディスコで騒いでた。その両方が一度にココですましているようでこれも時代か…、って思ったりする。おじさんたちも負けないようにしなくちゃネ…、って騒いでたのしむ。ひさしぶり。

 

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