ダイナーなカフェ、クリスピーなクリーム
渋谷で軽く打ち合わせ。打ち合わせ待ちのカフェで朝食。「FREEMAN CAFE」にひさしぶりにくる。
JRの渋谷駅からはちょっと離れた場所にある。しかもそこらじゅうを工事していて行くたび移動動線が変わる渋谷の駅周辺は、地上を歩くと思わぬ遠回りをしてしまうことになる。東京メトロの副都心線を使って渋谷に着けば、一番北側の出口を出たらお店が入ったビルの一階。外階段を上がればお店はすぐそこです。昔、渋谷をベースに仕事をしていたときによく使ってた大箱カフェ。
お店の2面がガラスの壁で、窓の向こうに街路樹越しにミヤシタパークが見え隠れ。なかなかに渋谷的な景色にどこかワクワクするような好立地。

窓際に設えられたボックス席がどこかダイナーみたいな感じで、これもいい。
モバイルオーダー。
セルフレジで精算という今どきのカフェ。
できた料理は運んでくれる。
けれど料理を提供してしまうとお金を払うのもセルフレジ。
いい意味でほったらかしてくれるところが、打ち合わせとかリモートオフィス使いにうれしい。
ツナマヨトーストがメインのモーニングプレートにアイスコーヒー。
お水はセルフサービスで、これまた今どきのカフェ的にデトックスウォーターが置かれていました。
デトックス(笑)。
厨房が惚れ惚れするほど大きいのね。しかもフルスペックでカフェには勿体無いほどで、そういえばここ。クリエイトレストランっていう磯丸水産を買収した「なんでもやっちゃう会社」のブランド。お金はどっちゃりあるのでしょう。
ほどなく料理はやってくる。
ツナマヨにスイートコーンを散らしたトースト。
グリーンサラダにヨーグルト、キャロットラペでが並んでひと揃え。まずヨーグルトを食べて朝のお腹を目覚まして、それからサラダ。
サラダリーフとレタスにしっかりドレッシングをまとわせたよきサラダにて量もたっぷり。葉っぱ野菜の一つひとつのサイズが大きく、口の中を満たす感じに目が覚める。
そしてメインのツナマヨトースト。以前食べたときにはパンを甘く感じたけれど今日のパンはそっけないほどざっくりとした好みのパンで、ツナマヨと相性もよくてニッコリとなる。アイスコーヒーをお供にのんびり待ち人来るのを待ちましょう。

用事をすませて家に向かうバスを待つ間に甘いもの。
クリスピークリームにひさしぶりにくる。
オリジナルグレイズドにアイスコーヒーのトールサイズ。
残念ながら出来立てのホットグレイズドではなかったけれど、電子レンジで温めてもらう。
それは不思議なほどにふっくら仕上がりほぼできたてになってくれるのがオモシロイ。
ツヤツヤしていて、甘い香りが鼻をくすぐる。
食べる前からすでにおいしい。
表面を撫でるとアイシングシュガーが指に貼り付きひんやりさせる。一口大に割ると、生地がむっちりちぎれ、アイシングシュガーに細かなヒビが入ってく。唇に砂糖の殻のトゲトゲが触れた途端にとけて揮発し、唇濡らす。
噛むと前歯でサクっと壊れ、口に入るとたちまち溶けて口の温度を下げていく。シュワっと砂糖が蒸発するようにとけて生地に混じってぽってりとろけて消えていく。
口に入れた瞬間はクリスピー。それが徐々にクリーミーになっていく。その食感の変化がこのドーナツの独特なとこ。
ひと口ごとにクリスピーがクリーミーに入れ替わっていく変化をウットリたのしみながら、あっという間にお腹に収まる。
苦味の強いアイスコーヒーが甘さに疲れた舌をリセットしてくれて、おいしい昼の〆になる。
家に向かうバスの時間をのんびり待ちます。オキニイリ。









