玉子サンドの境界線は一体どこにあるんだろう…?

a1a2岐阜の朝。
なぜだかすごく早起きでお腹が空いた。昨日の夜の〆が雑炊ということもあったのでしょう。
それでホテルのバフェで軽食べ。

三口分ほどの少量ご飯にスイートコーンにオニオンスライス。グリルソーセージを乗っけて醤油をタラリと垂らし、かき混ぜ食べる。
ご飯以外は洋食食材。なのに醤油をかけるだけで、日本の朝の味になるのがおもしろく、気持ちゴキゲン。それにしても感想しているからなんでしょう。水がおいしくビックリします。

コーンスープをお供にしお腹と一緒に頭が動く。
せっかくだからちょっと仕事をしましょうかと、コーヒーお供に部屋にこもった。あっという間に3時間。

acc喫茶店で二度目の朝食(笑)。
喫茶店で話をしましょうとコーヒーを飲みに来たのに、モーニングセットが付いて来ちゃうのがこの地方。
ありがたいのやら、ありがた迷惑なのやらわからぬ風習。食いしん坊にはありがたい。
お店によってサービスでつくセットの内容が違って、それを食べ比べるのがたのしくて、いまだに朝の喫茶店巡りにあきない。
住んでる人は尚更かなぁ…、って思う。

「カフェクレソン」というお店を訪ねる。
はじめての店で、40年ほど前にこの界隈ではやったアメリカの住宅スタイルの店作り。なんだかかなりなつかしい。
ここのセットは割とシンプル。
厚切りトーストに茹で卵。ポテトサラダで一揃え。
トーストのパンの厚みの三分の1くらいまでが濡れるほどにバターが染みて、あんこがちょこんと添えられてるのがこの地方的。トースト半分、小倉トーストにして食べて、残り半分にひと工夫。

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茹で卵をスルンと剥いた。最初はちょっと手間取ったけど、案外キレイに殻がむけ、スベスベ肌の玉子を手にする。なんだかそれだけで今日一日がうまく行きそうな感じがするのがオモシロイ。
そのスベスベの玉子を使って一工夫。白身はそのまま塩をふりかけ味わって、黄身を砕いてポテトサラダに混ぜ合わせ乗っけてパクリ。ひんやりとしたバターが唇濡らしたところに、玉子サラダがぽってり。パンをモッタリ、クリーミーに溶けていく。
酸味おだやかなドリップコーヒー。苦味もすっきり、お腹をやさしくあっためる。

acc-sand追加で玉子サンドイッチをたのんで分ける。
どんな玉子サンドなのかワクワクしながら待って来たのが、焼いた玉子を挟んで作ったサンドイッチ。
関西風かぁ…、関東だったらほぼ間違いなく茹で卵を崩して作った玉子サラダを挟んだもの。

西と東で食の文化が異なることが結構あって、その境目はどこなのか?ってテレビ番組なんかでもたまに話題になったりする。
滋賀県、三重県がその境目って言われることが多くって、例えば正月のお雑煮の餅の丸いか四角いか。ちょうど昨日話題になって、岐阜は四角いお餅を使う。そういう意味ではここは日本の東側。
けれどサンドイッチに関しては、まだまだここは西日本という不思議を感じる。おもしろい!
フッカリとした焼かないパンに、甘く味付けした卵焼き。玉子が焼けた独特の甘い香りがパンと一緒に口の中へとやってくる。マヨネーズは控えめでレタスのシャキシャキした食感と、パンの旨みで味わう感じ。
それにしても玉子サンドの境界線って一体どこにあるんだろう…、って思ったりした。どうだろう。

 

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コメント

  1. ゴンママ

    調べる価値あり!
    昭和の最後の年から平成元年にかけて、主人の転勤で三重県鈴鹿市に住みました。市内のスーパーで驚いたのは「ネギ」が関東のネギではなく、青ネギ(九条ネギ系)だったこと・・・すき焼きのネギも当然「青ネギ」ついでに・・・お餅は「丸餅」でした。糸魚川から、あっちとこっち!って聞いたことがありますが・・・

    • サカキシンイチロウ

      ゴンママさん
      糸魚川説。見え建説。いろいろありますよね。
      ただ、いろいろ調べてみたのですが、タマゴサンドイッチの分岐点に言及したものは見当たらず、これは調べねばと思ったりしています。

  2. マメナカナ

    お水が美味しいのは乾燥しているからではなく、岐阜の水道水が長良川の伏流水だからですよ。
    そのせいか、お豆腐もレベル高いと思います。

    • サカキシンイチロウ

      マメナカナさん
      なるほど。たしかに岐阜の北側には名水で有名な場所がたくさんありますよね。野菜がおいしく感じるのも、おいしい水で育ったからこそなのかもしれませんね。

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