タプナードのサンドイッチにレインボーケーキ

朝を新宿三丁目のエクセルシオールカフェではじめる。
どうもここのクレミアソフトがインバウンドさんに大人気のようで、朝からまるでソフトクリーム屋さんのようなにぎわい。
順番待ちの5番目で、のんびりまって「ツナタプナードスクランブルエッグサンドイッチ」を注文します。
思い出すと食べたくてしょうがなくなるオキニイリ。
アイスコーヒーをお供にもらってのんびり過ごすことにする。
サンドイッチを包み込んだ袋に赤いシール。「熱いのでお気をつけください」と書いてある。
赤にエクスクラメーションマークがついてるから、日本語が読めなくても熱いんだろうってことはわかるだろうけど、そろそろこういうところもバイリンガル表示じゃなくちゃいけないのかなぁ…、って思ったりする。

そっと袋を開いて中からサンドイッチをとりだして、見る。
粗い生地の薄切りのパンがこんがり焼かれておいしく見える。
トーストすると水分が抜けてカサカサに仕上がるパン。
それで挟んでいるのが、とろとろのスクランブルエッグにとろけるチーズ。
両手でつかんで半分にするとチーズが伸びて、ツナとバジルの香りが混じって鼻をくすぐる。
食べる前からもうおいしい。
前歯でサクッと歯切れてとろける。タプナードにチーズにバジルで口の中には小さなイタリア。小さめのサンドイッチが朝のお腹にちょうどよい。
隣では韓国コスメのニューブランドの販売戦略の打ち合わせ。原価のこととか販売代理店の手数料の話だとかがバンバン耳に入ってきちゃう。美を人質にしたビジネスってこういうことよね…、って納得するよなしないよな。ボクには縁のない話。

 

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新宿駅からの移動の前にディーンアンドデルーカで時間調整。
レインボーケーキをアイスコーヒーのお供にもらった。
6月はプライド月間。
その象徴はレインボーフラッグ。
だから今の季節のケーキに選んで作ったのでしょう。
虹は7色というけれど、レインボーフラッグは1色少ない6色で「赤、橙、黄、緑、青、紫」で構成されてる。
そしてこのレインボーケーキも同じく6色。
しかも上から赤、橙、黄、緑、青、紫の順番で作られている。
こういうところに対するリスペクトがあるかないかは大きなポイント。いいなと思う。
ちなみにそれぞれの色はストロベリー、オレンジ、レモン、グリーンアップル、ブルーベリー、そしてグレープ。見た目も香りも華やかです。

生地はふわふわ、クリームは軽くてなめらか。フォークを当てるとゆらっと揺れて崩れそうになるほどデリケート。
なのに切っても崩れない。クリームが接着剤の役目をしっかり果たしているのでしょうネ…、フォークの上にパタンと倒れてのっかって、壊れず口の中に運べるところがうれしい。
それというのもこの6色が一緒に舌の上にのっかることで、このケーキのおいしさが最大限に発揮されるから。
いろんな味や香りが混じり合うんです。混じり合うのにそれぞれの味を別々に感じることができるところが不思議においしい。特にレモンの酸味、グリーンアップルの香り、グレープのどっしりとした風味は他を圧倒する迫力で、混じり合っても壊れぬ個性と、個性同士が混じり合いあらたな味を作り上げてく…、これぞ多様性の正しい世界って思ったりした。オキニイリ。

 

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