やかんも汗するタバーンオンエス、新宿の朝

羽田からはじまる朝です。今日からしばらく旅の空。
リムジンバスで羽田に向かう前に朝食。
バスターミナルのビルの二階の「タバーンオンエス」にやってくる。
朝早くから夜遅くまで、新宿の街のリズムに素直な営業をしている店で、朝は特に気持ちいい。大きな窓の外には街路樹。高い天井、伸びやかな空間。照明も眩しからぬ程度のキラキラ。ニッコリします。
11時まで朝食時間。けれど9時を境に営業スタイルが少々変わる。早い時間は入り口で注文をして好きなテーブルに自由に座れる。9時を過ぎると案内制の後払い。メニューも多彩になってランチタイムへの準備がはじまる…、って感じがしてくる。今日は早い時間帯。

お店全体が見渡せる大好きな席を選ぶ。
番号札の代わりにアルファベットの木札。
今日はUの字でござんした。
コーヒーや水はセルフサービス。お水を注ぐカップにアルファベットが入っていて、Sを選んで料理を待った。
タマゴサンドにクラムチャウダーを追加する。

オープン当初からここのサンドイッチは話題の商品。浅草にある食パンがおいしいので有名な店のパンを使って作ってる。
今でこそ食パンにこだわるパン屋がたくさんあるけど、2年ほど前まではかなり希少で十分売り物になったものです。塩とオリーブオイルで味ととのえた紫キャベツとディルピクルスでひと揃え。

厚めに切った食パンを耳の部分を残してナイフをさくっと入れて、切り目に卵サラダをたっぷり詰め込み仕上げる。卵サラダがぽってりとはみ出し、噛むと溢れ出してくるのがおいしい。口から逃げてこぼれ出しそうになるのを舌で受けとめて、パンを舐め舐め食べていく。
パンはふかっと軽い仕上がり。最近はやりのもっちりでなく適度に乾いて、歯茎や前歯を突き放すようなそっけない食感。そこに卵サラダが混じってはじめておいしく感じるようにできてる。オキニイリ。
クラムチャウダーは具沢山。粉を使って無理やりぽってりさせないで、具のジャガイモのでんぷん質でかすかなとろみをつけたもの。なかなか旨い。

大きく切ったニンジンに玉ねぎ、ジャガイモ、あさりの剥き身。カリカリのクルトン、パセリと彩、食感もにぎにぎしい。
ただほんのちょっとだけ塩味が強く感じる。あさりの塩分が作り手のイメージよりも強かったからかもしれません。ならばこれを一工夫しておいしく食べてあげましょう…、と。まずサンドイッチを贅沢に耳を残してパクパク食べる。
食パンのやわらかいとこに卵サラダが容赦なく混じって口のとろけをたのしみ、残った耳をちぎってチャウダーの中に投入。
最初は浮かぶ。スープを吸い込みゆっくりそれが沈んでいってチャウダーまみれになったところで引き上げパクリ!なんとおいしい。口からお腹が一直線に潤う感じ。朝のご馳走…、堪能します。

ひさしぶりのここの朝。今までよりもちょっと静かな感じがしました。窓の外を歩く人たちもどことなく、先を急いでいるような感じがするのも、季節の変わり目だからかなぁ…。
そういえばもう今週で9月も終わり。今年も4分の1を残すばかりとなっちった。マグの中で冷えたコーヒーコクリと飲んでしみじみ思う。
もう出発の時間かなぁ…、と店出る準備をしていたら、J.D. Southerの「You’re Only Lonely」が流れてきました。なんて切ない…、なつかしい。そろそろ移動。バスターミナルへと向かいましょ。

 

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