タイのランチバフェ、エラワンランチ

西の方からノシノシ、台風が近づいてきているという土曜日。
東京の空はまだ明るくて、けれどずっしり、湿気が強い。
こういう日には南の料理。タイ料理のバフェを食べようと新宿三丁目のエラワンにくる。
開店と同時ににぎやかになる。オープン前から待つ人たちでエレベター前に人が並んでいたりする。ちなみに一階下のフロアにはしゃぶしゃぶ、すき焼き食べ放題の鍋ぞうがあり、インバウンドの人たちがエレベーターホールから溢れ出しそうなにぎやかさ。
ちなみにこの店にインバウンドの人が来ることはめったになくて、海外から来た人たちが求めるものは肉にラーメン、寿司って感じなんでしょう。
料理は全部で30種類ほどかなぁ…、決して種類が多いわけではないけれどどれを食べても間違いないのがありがたい。

ここのフライトチキンがオキニイリ。骨付きの手羽元に軽く粉を叩いてガリッと揚げたモノ。皮がバリバリに仕上がっていて、前歯を当てるとガリッと剥がれる。塩とスパイスと鶏の脂で味が見事に整っている。
鶏肉が中の水分を油に吐き出し、肉は小さく縮んで仕上がる。骨から肉は剥がれるようになっててちょっと噛みしめ剥がすとベリッと小さな音をたてて肉が口の中へと飛び込んでくる。旨味がみっちり凝縮された肉のおいしさ、そして歯ごたえ。バリッベリップチュンと食べて、あっという間に唐揚げ5本がお腹の中に収まって、お皿の上には骨の山。

料理をあれこれ。
ヤムウンセンにソムタム。
ベイビーコーンにキュウリにパクチー。
蒸したキャベツと野菜をたっぷり。
ナンプラーと赤唐辛子。
そして砂糖の味のキャベツがキュッキュとおいしくて、唐揚げをたくさん食べてしまったことを帳消しにする(笑)。
二皿目にはジャスミンライスにガパオをたっぷり。
パッポンカリーにパッタイと炭水化物の料理をメインに、キャベツがあまりにおいしくてそれも追加でシャキシャキ食べる。タイの料理は辛くて甘い。しかも酸味がアクセントになり、食欲なくても食べ始めるとお腹が空いてくるのがたのしい。

それからカレー。ジャスミンライスにパッポンカリー。ここにもキャベツをのっけてマッサマンカレーをかけて仕上げる。このマッサマンカレーが甘くてビックリ。グリーンカレーを途中で足して辛味を足した。
フォーをチャッチャと茹でて水切り。トムヤムクンをかけてパクチで〆スープ。
タピオカミルクにマンゴーゼリー。自家製というバナナケーキを一口分だけもらってお腹を蓋をする。
ところでこの店、今月末で閉店という。同じ会社の別のブランドで再開をするというのだけれど、こういうユニークなバフェがなくなることがさみしく、でもしょうがない。さようなら。

 

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