ソーセージパイとモナカ

東京駅の八重洲口側でちょっと野暮用。
ついでに地下街を散歩しました。随分すずしくなったけど、まだまだ蒸します。しかも雨がぱらつきもする。
そういうときに地下街は散歩するのにぴったりな場所。
今年の夏はこの地下街や新宿のサブナードなんかを重宝しました。天気、温度を気にせず歩けて、しかも休憩する場所に事欠かない。
今日はお昼を兼ねてシティベーカリー。ミッドタウン八重洲の地下のお店を選ぶ。銀座のお店はベーカリーコーナーでパンを買い、一旦お店を出てカフェに向かうという構造。ここはパンの売り場とカフェがシームレスにつながっていて、それを便利と感じるか。遊び心がないと思うかで好きと嫌いが分かれるのでしょう。
ボクは銀座のお店の面倒くさいところが好き。
ソーセージパイが目に入る。それを選んでアイスコーヒー。紙のカップを取り出したから、グラスに入れてくれませんか…、ってわがままをいう。冷たい飲みものをグラスに口をつけて味わう格別をあきらめたくはなかったから。グラスだと量が少なくなっちゃうけれどいいですか?ってエクスキューズされたけれども量より味でございます。

ソーセージにパイの生地を巻きつけ焼き上げたソーセージパイ。
スターバックスにもあってたまに食べるオキニイリ。けれどここのはチーズを乗せて焼いているから、溶け、焦げてパリパリに固まった部分がチーズガレットみたいになって凶悪なほどおいしくて好き。
しかもパイが縮んでパイとパイの間に大きな隙間ができる。だからソーセージがバリッと焼けててパキッと折れる。肉汁ジュワッ。手にはチーズの乳脂肪がまとわりついてテカテカしてくる。いやになっちゃうほどにおいしい。
生地はここの名物のプリッツェルクロワッサンの生地にも似ていて分厚くしかも頑丈で、ザクザク壊れて散らかる感じもオキニイリ。小腹もしっかり満たされる。

 

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地下街散歩の〆にトリバコーヒーにくる。
ひさしぶりの空也もなかを食べにきた。
空気感が好きな店。
ビルの地下。けれど明るい広場のような場所に面してある店で、のびのびしてる。空気が流れる感じがうれしい。
今日のコーヒーをお供にもらいテーブルにつく。
コーヒーカップやお皿をランダムに選んでくれる。今日のお皿は八角形の黄色いお皿。一度、これで提供された記憶があります。
カップ、ソーサーは白くてシンプルなものでこれははじめて。コーヒーの色が際立ちおいしそうに見えるのが好き。
ここのコーヒーは甘味を感じる。酸味少なめ、苦味も軽く飲みやすくって胸を重たくしないのがいい。
しかも香りがとてもさわやか。空也もなかの味にもぴったり、相性が良い。

ほどよく小さいもなかはずっしり。ぎっしり餡子が詰まっているのが伝わってくる。
隙間なく餡子が詰まっているからでしょう…、バランスがよくお皿に立ちます。それに生地がカサカサじゃないのネ。「潤いを保って乾いた状態」とでもいいますか。だから口を乾かさない。
前歯でサクッと歯切れます。そしてたちまち餡子と混ざり合って口の中へとやってきて、共にとろける。餡子は硬め。甘みほどよく、軽い塩気が甘味を引き立て、しかも味わいひきしめる。生地は始終しずかにふるまい、餡子の味を邪魔しない。やはり独特。オキニイリ。

 

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