セガフレード・ザネッティで朝のフォカッチャ

新宿で朝。セガフレード・ザネッティにくる。
イタリア出身のセルフサービスのコーヒー専門店。アメリカ系のそれと決定的に違うところが、アルコールメニューが充実しているところ。
カウンターにズラリと並ぶ酒瓶が大人なムードを醸し出す。
そしてもうひとつ。アメリカ系のそれらと違うところが静かなところ。
新宿の人通りのある通りの角地。目立つことこの上ない場所にあるビル一棟まるごとが店。にも関わらず平日の朝とはいえ、こんなに静かで申し訳なさすら感じちゃう。もうワンフロア上に上がると喫煙席で、そこはそこそこ人が入っているようではある。近所のスターバックスはいつも人で溢れているのに、溢れた人がココにはやってこないというのが不思議な感じ。

カプチーノをもらってお供にサンドイッチ。最近、はじまったフォカッチャで焼いてもそのままでもおいしいですよ…、というので焼いて作ってもらう。
ここの飲み物のサイズの呼び名がちょっと変わってる。SMLじゃなくて、ピッコロ・クラシコ・グランデという3種類。スターバックスで言えばショート・トール・グランデとなる。アメリカ産まれとイタリア産まれの違いがたのしい。
ちなみに今日のサイズはクラシコ。
フォカッチャサンドの具材はビーツとツナと変わり種。もともとここはパニーニが人気でいつも大抵それをたのんでいたのだけれど、薄いパニーニと違って分厚いフォカッチャの存在感に喉がなる。

さてパクリ。
パニーニの食感といえばもちもち、さっくり。
一口目からしっとりしてる。
一方、このフォカッチャは焼くとかなり乾いた感じで仕上がってザクザク歯切れる感じがたのしい。
ボソボソ、ザクザク。
粘ることがほとんどなくて、口の中でも乾いた感じが持続する。
具材のビーツがカリコリ砕け、スッキリとした酸味が特徴。
クリームチーズをつなぎにしツナのオイル漬けがたっぷり混じって、分厚いフォカッチャに負けぬ迫力。
噛んで噛んで、ひたすら噛んでも口の中のザクザクとした乾いたパンの食感とまらず自然と口が飲み物求める。そこでゴクリとカプチーノ。口の中がたちまち潤うみずみずしくなる。乾いたフォカッチャがあという間になめらかになりとろけていくのにウットリします。

それにしてもココのカプチーノのおいしいコト。エスプレッソはビターでけれど甘みも豊か。スティームミルクもまた甘く、エスプレッソの苦味が引き立つ。何にも増してスティームミルクの泡がなめらか。ポッテリしていて、ズズッと飲んでもカップの中の泡が壊れず、ずっとそのままエスプレッソの上に漂う。
スプーンで泡をすくってみると、しっかり角をたてたままスプーンにのっかり壊れない。
舌にそっと泡をのっけてそっとそのまま。ゆっくりミルクの泡が壊れてミルクにもどる。ズブズブ湿った音が耳の奥に響いて口がミルクの旨味や香りで満たされていくのがなんともたのしく何度もスプーンですくってパクリ。
温度が若干ぬるめに仕上がり、だからごくごく飲めるのがいい。ほどよき温度は味や香りをたのしむのにもありがたく、いい店なのにこんなに静かって勿体無いってあらため思う。勿体無い。

 

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