セガフレで朝、肉が食べたくっていきなりな昼

セガフレードザネッティで朝ごはんを食べる。
新宿三丁目にあるオキニイリの店。
雰囲気がチェーン店っぽくないんです。セルフサービスのエスプレッソ専門店の体裁をとっているから業態的にはファストフード。でもファストフードっぽくもない。
お店の人がどこかバーテンダーっぽい雰囲気をもっていて、すごくたのしそうに働いている。お店にやってくる人たちも大人が多くて、特にヨーロッパ系の観光客に人気がある。だからお店のムードが独特。
リモートワークの人は少ない。
スマフォに見入る人も少ない。何人かでやってきて、エスプレッソを片手におしゃべりをたのしむ姿が「カッフェ」って感じでとてもいい。
朝ごはんのメニューはパニーニが中心。いつもの定価で飲み物がついてくるというシステムで、選べる飲み物の種類が多いのがうれしいところ。最近、メニューに加わったディアボラのパニーニをメインに選び、カプチーノをお供にしました。

まずカプチーノを作ってもらいトレイにのせて番号札と一緒にわたされ席につく。
今日は2階の席でのんびり。
階段を上がって席につくまでカップから盛り上がったカプチーノがこぼれず、泡も壊れないのにまずウットリ。
ふっくらとしてクリーミーなミルクの泡です。
スプーンですくうとカップの泡が持ち上がり、ツンッと角を建てたままでそのままずっとそこにあるほど頑丈で、なのに舌にのせるとあっという間に消えていく。
おいしいなぁ…、ウットリしちゃう。
ミルクの甘みにエスプレッソの苦味が混じって、鼻から抜ける香りはまさにカプチーノ。ズズッとすすればほどよくあったか。トロリと喉をかけおりてお腹をポワンとあっためる。
そしてパニーニ。サンドイッチペーパーに包まれてくる。包みから出してみると円盤状に焼けていました。パニーニといえば潰れたラグビーボールみたいな形が普通で、ところがこれはピザっぽい。オモシロイなぁ…、と思いながら食べるとこれがまるでピザ。

生地の表面はバリッとしていてザクッと歯切れる。その食感はたしかにパニーニ。
けれど味はピザの味。
開いてみると中にはたっぷりトマトソース、オリーブ、チーズに薄切りサラミが挟まっている。この組み合わせがピザのような味になっているんでしょうネ…、トマトソースは赤唐辛子がたっぷり混ざってビリビリ辛く、まさにディアボラ。悪魔的。
パニーニは最初はバリッと香ばしく、噛んでるうちにどんどんとろける。チーズと混じってすべすべなめらかになっていくのが特徴的で、なかなかおいしい。食べ続けると口がヒリヒリしてくる。そこにコクリとカプチーノ。舌のやさしくリセットされて、カプチーノのうま味や甘みが引き立つことにウットリします。好きな朝。

 

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とにかく肉を食べたいと思った。それでいきなりステーキ。
友人が、いきなりのハンバーグが好きなんだ…、って言っていたのを思い出し、ステーキとハンバーグのコンビネーションを食べてやろうとやってくる。
新宿二丁目にあるお店。新宿にはかつて何店かのいきなりステーキがあったけど、今やここだけ。
家賃がそれほど高くなく、利益を出しやすい店だけ残したという感じ。町のメインからは離れているけど案外人気があって今日も半分ほどの入りでした。
インバウンドさんがオーダーカットをたのんだり、シニアマダムがワイン片手に300gのハンバーグをうれしそうに食べてらっしゃる。
カットリブとハンバーグのコンビネーションを選んでたのむ。どちらも150g。ご飯はつけずに肉でお腹を満たす企み。
あちらでジューッ、こちらでジューと肉が鉄板で焼かれる音を聞きながら10分ほど待ち、円形の分厚い鉄板が蒸気を噴き上げながら運ばれてくる、「鉄板で焼きながらお召し上がりください」とお店の人がひと言そえる。

ハンバーグは300gであらかじめ形成されているんでしょう。半分に切られたものがのせられている。合理的といえばいいのか味気ないと思えばいいのか…。
ナイフを入れると中は生。なるほどこれは焼かなきゃいけない。ひと口大に切り分けてひっくり返してよく焼きそこにソースをかける。みじん切りにしたタマネギが混じった甘めの醤油のソース。ハンバーグのパテそのものにフレーバーがついているけど味がちょっとぼんやりしていて醤油をかけて味をととのえ食べていく。醤油って七難隠す調味料。
リブロースにはわさびをたっぷり。肉の下にはスライスオニオンが敷かれてて醤油がしみてよく焼けたタマネギの甘くてシャキッとおいしいこと。肉もほどよくおいしくて、ただハンバーグから染み出した脂が結構キツくてお水がうまかった。

 

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