スペイン料理に中国料理、渋谷の夜は一勝一敗

渋谷で夜。新しくできる再開発ビルの中のスペイン料理のお店。
「チリンギートエクスクリバ」という店で、先日、昼にきたときから気になっていた。
オープンキッチン。入り口の脇の小窓から覗ける厨房にはパエリア鍋用のガスストーブが並べ、置かれてそこでクツクツ、パエリアが炊かれて湯気と一緒においしい香りがやってくる。
あぁ、ここで食事をしたらたのしいだろうなぁ…、と思って予約してきた。
コースもたのみワクワクしながらやってくるも、お店の人の対応が未熟でちょっと不誠実。メニューの説明もほとんどなくて急に料理が運ばれてくる。
料理はとてもオモシロイ。
例えばパリパリにやいた薄い小麦粉生地の上に生ハムを貼り付けた物。フォークの背中で叩くとバリンと割れて生地と一緒に食べるとハムのネットリした食感が引き立つたのしさ。
ムール貝のワイン煮にハマチのマリネ。どれも味わいほどほどで厨房の力はあるなぁ…、って思うのだけどサービスがちぐはぐ。飲み放題をたのむも、飲み物お代わりがやってくるのがとてもおそくて、食事のリズムが乱される。

おいしい料理もいくつかあります。例えばキビナゴとイカのフリッタ。オリーブオイルでサクッと揚げられていてアイオリソースとトマトソースをつけて味わうという料理。キビナゴが卵をたっぷり抱いていて口の中でほろほろ崩れる。イカもムチュンといい感じ。
じゃがいもの上にトマトとパプリカ、にんにくで作ったソースをかけて味わう「パタータスブラバス」。不思議なほどにソースがおいしくちょっと塩辛みたいな味がするのがオモシロイ。

さて、メインのパエリア。イカスミのパスタのパエリア、フィディウアとシーフード具材全部のせのご飯のパエリアを1つづつ。
ドーム状の蓋してうやうやしくもやってくる。
おいしい香りが一緒にやってきて、テーブルの上を満たしていくのネ。
ワクワクします。
おまたせしました…、と蓋が開く。

ココで本当ならば「ワーッ」と歓声があがるはず…、なのだけど「あぁぁぁ」と気持ちが盛り下がる。
大きな鍋の底にうっすら貼りつく程度の量しかなくて、具材も少々。
木製のスプーンで食べて…、ってことなんだけどこれがなかなか剥がれない。
何度も何度も鍋底をこそげながら、ほんのちょっとだけスープに貼り付いたものを食べ続けるうちにどんどん気持ちが貧しくなって、しんみりしてくる。
味はおいしく文句はないけど、勧められたとおりに食べると鍋の中の半分近くが残ってしまう。
本当にお店の人たちはこうして食べて見たのかしら…、って不思議に思う。〆のクレマカタラナはおいしゅうござった。腹も気持ちも満たされぬ。

 

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10月31日の渋谷の街は人でいっぱい。
ニュースでも話題のハロウィーンの雑踏にまぎれて小一時間。
二年ぶりの渋谷の街の人出は異常。
駅前のスクランブル交差点に周りは怖くなるほどの混雑で、仮装をたのしむどころじゃないほど。
道玄坂に入るとやっと周りの景色をたのしむ余裕ができはして、写真と撮ったり撮られたり。
今年は「LEDでできたランタンを胸から突き出た死人の腕にぶら下げてさまよい歩く水玉の精」になってみたりした。
ウケました(笑)。

人酔いをして、お腹も空いて渋谷ストリームに戻って「大連餃子基地」なる店でお夜食。
サービス精神あふれるいい感じの店。無性に塩味の料理を食べたく、海鮮あんかけ汁そばに海鮮おこげ、エビと野菜の塩炒めと次々たのんでお腹におさめる。野菜の状態、スープの味わい、なによりあんかけのとろみが絶妙。歩き疲れた体に染みいる。

餃子がうりのお店ですゆえ、餃子も食べる。ポッテリとした形の餃子。生地は若干厚めであんもたっぷり。羽をしっかりつけて仕上げて、パリパリとむっちり感の両方を一度に味わえたのしい一品。
海老ワンタンは甘い中国醤油で味わう。プルンと喉を滑り落ちるなめらか食感がオゴチソウ。
夜になるとかなり気温が下がって体も冷えてくる。熱々、辛辛の料理で芯からあったまりたく麻辣味の担々麺。痺れがおいしくあったまる。
黒酢の酢豚にパクチーサラダとあれやこれやと料理たのしみ、閉店間際に店を出た。

 

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