スタバじゃなくて「スターバックス」…なコト

スターバックス。
東京駅の北側にサピアタワーという超高層ビルがある。
JRの系のオフィスビルで上層階にはホテルが入居。
ビルそのものは合理的に設計されてて、これといって見るべきところはないのだけれど、2階にスターバックスがある。
徒歩数分の駅ビルの中にもスタバが何軒かあり、けれどココだけ特別な店。

他のスタバは駅を利用する通過客をターゲットとした場所売り業のような店。
かつて高感度にしてフレンドリーなサービスと居心地のよい空間性。使い慣れぬ人をはねつける結界のようなムードが独特の世界観が「ワザワザ行くべき」店であったスターバックスも、おしゃれで高感度という特徴と、どこでもいつでもという利便性の折り合いをつけ「我慢できる」店になった。
まぁ、それがチェーン店というモノの宿命でもあり、近所のスタバはそういうスタバ。

ところがこの店の出店している場所が、オフィスビル。
しかも一階部分に商業施設をもたぬビルの二階にあって、目立たぬロケーション。ビルに入居する人たちがメインの顧客なのでしょう。

おなじみさんがやってくると、お店の人は名前で声がけ。世間話を自然にしながらその人がいつも飲んでる飲み物を用意し、手渡す。
そうかと思うと、スターバックスになれぬお客様がやってくると、丁寧に、親身になって説明をする。笑顔うつくしく、なにより言葉使いが適切にして明快で、見ているこちらも自然に笑顔になるすばらしさ。

すべての店が理想の状態にならないから、標準的な「ガマンに値する水準」で営業していて良しとする。
そういうチェーンストアにありがちなあきらめが、この店にはなくすべての店が行くべき店ではないかもしれない。けれどこの店一軒だけでも「選ばれるに値する店」であればまだまだ夢はつながる。
そういうお店が一軒でも多くなればチェーン店と言えども死なない…、のだろうなぁと思ってぼんやり時間をたのしむ。

そう言えば、先日いったテラスがステキなスターバックス。ちょっと肌寒い火点し頃ということもあり、お店の中が満席でテラスはガラガラ。アイスドリップを注文し、テラスにぼんやり座っていたら、寒くないですか?店内に一席空きができましたので、一応、お取りしておりますが…、と。
夕暮れ時の刻々と変わる景色がたのしく、このままココでたのしみますから…、と言ったら、どうもありがとうございますと頭を下げてニッコリとする。
スターバックスというこの環境が、人を思いやる気持ちを自然と引き出すのかなぁ…、と思ったりもした。ちなみに今日のラテのカップは暑さで汗をかいていた。

 

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コメント

  1. Diana

    眺めのいいお店です。

    ほかのお店は、お客さんがスマホやPCにかじりついてますが、ここでは皆さんゆったりとしているような気がします。

    列車と同じ目線の高さだからでしょうか?
    乗り物好きの子供に戻った気分になれます。

    東京駅なのに、列車を見ながら飲食できるお店が少ないのが寂しいですね。

  2. サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

    Dianaさん
    東京駅は要塞のようになってしまいましたから、中にいると駅にいることすら忘れてしまうコトが多いですよね。
    この店の大きな窓のすぐ目の前に、間もなく巨大な超高層ビルが建つんだなぁ…、思うと感慨ひとしお。今ののどかな空気がなくなってしまわぬように…、と願います。

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