スイカのジュース

ニューヨークに行くたび必ず食べていた朝ご飯を真似て作ろう。
そう思った日曜の朝。
必要なのはスモークサーモンと玉ねぎ。そして玉子。
イタリアンパセリがほしいところだけれど、あいにく普通のパセリしか無く、まぁ、それでよし。
バーニーグリーングラスというアッパーウエストのユダヤ系のデリカテッセンのスモークサーモンと玉ねぎのスクランブルエッグをリスペクト。
スモークサーモンだけでも20種類ほど作ってる店。スクランブルエッグにするのは塩を強めにして仕上げた分厚いスモークサーモン。脂がのってる部分を選んで作るから、それそのものが調味料の変わりもなして味が整う。
こんがり炒めた玉ねぎの甘みもいい仕事をしてなんでこんな味になるんだろうっていくたび感心しながら食べてた。

日本に帰ってから何度も作ってみるのだけれどなかなか上手に再現できない。日本のスモークサーモンはほとんどが薄くてすぐに熱が入ってポロポロになる。それが怖くて最後にくわえる。卵も手荒に扱うとスモークサーモンを台無しにする。だから気づけばオープンオムレツみたいになっちゃう。今日もそう。それでもそこそこおいしくて、本来ならばベーグル添えるところだけれど代わりにイングリッシュマフィンを添えてサンドイッチのようにする。ちょっくら新宿に散歩する。

プロントのお店の前になんとスイカジュースのポスターがある。
夏のフレッシュジュースフェアの商品のひとつになってるみたいで、それじゃぁ飲まなきゃしょうがないじゃんと飲むことにした。
サイズはXL。
そしたらかなり大きなカップで得した感じ。
甘いのだけど、喉を乾かすような甘みじゃなくてゴクゴク飲める。だからたっぷり飲めるサイズがありがたい。氷の上に塩をたっぷり。
ストロー使わずカップに口をつけて飲むと、氷の上の塩が唇にくっついて、それと一緒にスイカのジュースが口の中にやってくるのがまた旨い。急いで飲むと、頭がキーンと痛くなるから逸る気持ちをおさめてゆっくり。それでもあっという間にカップは空っぽ。氷の上を塩をなめなめスイカジュースの余韻に浸る。おゴチソウ。

 

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ちなみに昨日の夜もゆっくり家飯。
サザエが安くて酒蒸しにした。
大きなサザエが5個もあり、網で焼いてると場所や時間がかかりそう。
それで鍋にお湯をはり、日本酒を殻に注いで蒸し上げた。
ゴリゴリとしたサザエ独特の食感に噛めば噛むほど滲み出してやってくる旨味に風味。尻尾の緑の部分もスルンととれて苦味を味わい、たのしむ。

山本屋の味噌煮込みうどんがまもなく賞味期限切れ。それで作った。刻んだ油揚げ、かまぼこにネギ。本来ならばここに鶏肉なんだろうけど、鶏は苦手で代わりに豚肉。山本屋のお店にも黒豚煮込みうどんがあるぐらいですから、これはこれでよしとする。卵を落として出来上がり。麺のデンプンと味噌が混じってぽってりとする。お腹が満ちるしあったまる。

東京駅に行ったついでに駅構内の崎陽軒の売店を見た。
そしたら見慣れぬ弁当発見。「シウマイ炒飯御弁当」。炒飯弁当というのはある。中華弁当というのもあるけど「シウマイ炒飯」とははじめてで、しかもただの弁当でなく「御」弁当。はじめてみましたってお店の人に言ったらこれは東京駅限定なんですと。
そりゃ食べなくちゃと買ってみた。
グリーンピースが乗った炒飯。おかずが豪華でシウマイ4個にとんかつ、青椒肉絲にかまぼこ、たけのこ、鶏の唐揚げ。ザーサイなどもしっかりついて何がうれしいって干した杏までついている。さすが「御弁当」でございます。

コメント

  1. くるま

    スモークサーモンと玉ねぎのスクランブルエッグ!
    ほぼ日連載のこのメニューのお話がとても大好きで、何度読み返してもエピソードと文章にうっとりしてしまう、憧れの一品です。
    場違いな話で恐縮ですが、サカキさんにとっても今でも特別なメニューのひとつなんだと思えて嬉しくなり、我慢できずに初めてコメントさせて頂きました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      くるまさん
      ボクにとってもあのエピソードは特別に思い入れのあるものです。
      おいしいものとの出会いは、ステキな人との出会いでもある。そう思うと「外食する」というこてゃ人と出会い、触れ合うことなのだなぁ…、と今だからこそしみじみ思わされます。
      はじめまして。そしてステキなコメントありがとうございます。

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