スイカのジュースの小さな思い出

夏になるとプロントに来る機会が何故だか増える。
理由は知ってる。
スイカジュースが売っているから。
ところが今年。タリーズで「スイカスクイーズ」なる商品発見。スイカジュースに塩をふりかけたのしむ飲み方はプロントのそれそのもので、こちらの方が砕けた果肉の量がちょっとだけ多いような気がしてうれしい。
スイカジュースという飲み物に、生まれてはじめて出会ったのはバリのアマヌサ。プールサイドでの出来事でした。
それまで東南アジアに行くたびにコーヒーショップやバフェのメニューにウォーターメロンジュースなる飲み物があるということは知っていた。
でもスイカはあまり好きな果物じゃなかったのです。
理由はボクが肥満児だった頃。水分をたっぷり含んでいる上に利尿作用があるから食事の前にまず腹一杯スイカを食べるというダイエットをさせられたことがあり、それがきっかけでスイカが嫌いになっちゃった。
ところがプールサイドに置かれたパラソルの影におさまり涼をとってた、ボクにいかがと差し出された真っ赤なグラス。
エキゾチックな笑顔と一緒にそれはきれいにうつくしく、思わず手を出し飲み干したらば、なんとおいしい。甘くてシャリッと喉越しもよく、しかも最後に緑の香りが口をすっきりしてくれる。
それからとりこ。ところでそんなアマヌサも今年のはじめにホテルとしての役目を終えて今ではプライベートヴィラとしてひっそり営業。手に届く贅沢がおいそれとは手に届かない贅沢になっちゃいました。がんばろう。

代々木の駅前にある「代々木ビレッジ」。ビルの谷間に鬱蒼と茂る森。緑の合間に点々と店が散らばり集まっている…、って感じの商業施設の一軒。
フレスココーヒーロースターでマキアートを飲む。
お店がすべてテラスのような構造で、外を隔てる壁がない。
それでもいつもの夏ならば緑の壁で十分涼しく快適な場所。ところが今年は、暑いです。温度もそうだけど湿度が高くて蒸すから緑のカーテンもなすすべがなし…、って感じが切ない。
ぽってりとした上等なエスプレッソにフォームドミルク。その飲み物は上等でゆっくり時間をかけて飲みたいところだけれど、今日はグビッと4口ほどで飲み干し退散。優雅でいることが難しい夏、難儀な東京になっちゃった。

 

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夜、やよい軒をちょっとのぞいた。
hottomottoのするレストラン。ご飯がセルフでおかわり自由というのが売りの気軽な店で、できた直後は弁当の中身をお皿に並べ直した程度の品質。やっぱり弁当屋は弁当屋だと思ってみてた。
けれどそれがどんどんレベルがあがっていって、気軽な食堂レストランに徐々に完成していった。お客様に約束しすぎず、できることだけで喜んでもらえるようにと言う割り切りがいい結果をだした最近稀に見る例。
…、だったのだけどひさしぶりにきた今日、あれれ?と思った。
季節の商品、冷や汁定食をたのんでみたのだけれど冷や汁はいい。けれどサイドのチキン南蛮は鶏の端材をかきあつめたようなとっちらかり具合でなにか正体わからぬ魚の塩焼きは匂いがきつい。弁当のおかず以下のクオリティに愕然とする。

ご飯もおいしくなくなっていた。お替り自由ですからと言われたご飯がおいしくなくて、おかわりする気もわいてこないということほど寂しいことは無いものです。
ご飯に冷や汁をかけると本来、サラサラ口の中へとやってくるもの。それがこれだともったり粘る。なんとか食感を軽快にしたくてそれで竜馬たくわんをご飯にのっけて、そこに冷や汁。サラサラは無理だけれどパリポリたのしく、ご飯はすすむ。
友人がたのんだ鶏もも肉の一枚揚げはバリバリ、なかなかおいしい仕上がり。卵焼きはちょっと塩が強かったでしょうか…、これもご飯がおいしければとちと残念。男性スタッフが必死の形相で料理を運びドタボタしてる。もしかしたらよからぬことが進んでいるのか…、って思ったりもする。なやましい。

コメント

  1. 名無し

    少々?かなり?滅入る話になりますが。

    某和食チェーン店で。
    先に来た黒酢あんの鶏は焦げて苦く、後から来たご飯はお箸をつけるだけでビチョっと音を立てるほど。おかゆほどでもない白米。鶏の揚げたのに黒酢あんとビチョビチョのご飯。とても合わない。隣のおばさまたちが店員を呼び止め「これは酷すぎる」と指摘していましたが、この後も店員さんはダラダラのご飯をお客さんに運び続けていました。ガラス越しに見える大きな炊飯器いっぱいにダラダラのご飯が入ってるんだろうなぁ。
    何をもって仕方がないと思えばいいのだろう。

    某回転寿司屋では、どれも半解凍のお寿司だったことがありました。

    某テイクアウト寿司では、サロンパス臭がしたり、陰毛と思われる毛が入ってたこともありました。

    最近では某居酒屋チェーン店へランチへ行った時、あっちにもこっちにも居てはならぬ、見えてはならぬ昆虫がいて10分の間に6匹。壁、床、テーブル、そして壁、テーブル。食事が運ばれて来ましたが、食べずに出てきました。

    こういう時に思うのは、
    チェーン店が一定のレベルで食べ物を提供すること。
    働く人の意識を一定のレベルに保つこと。
    大変なことなんだなと。

    某喫茶店で食べられるドリアが好きで頼んだところ、上に刻み海苔がのっていませんでした。店員さんに伝えると「うちはコメダだけど、契約形態がほかのコメダと違うから料理の内容が違うことはあります。」ってなことを当然のような顔で言われたことがありました。何を言ってるのかわかりませんでしたが、そういうこともあるんですね。

    子供の頃、ファミレスでオーダーが決まるとメニューを持って行ってしまうのは、写真との違いを指摘されたくないからだと思っていました。

    人を残念な気持ちにすることは簡単なことです。
    なので、ご飯も美味しくいただけて、気持ちよくお店を出られることは、本当に有難いことと思っています。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      さまざまなことがもう限界をすっかり超えてしまっているのだろうと思います。
      安くしなくちゃいけない。
      でも品質はなんとか維持しているようにみせたい。
      できればメニューを絞り込んで働く人たちのストレスを減らしたいけれど、他のお店との競争を考えると絞り込むのが怖くてしょうがない。
      それで結局、お客様に約束したことができないでほったらかされてしまっている。

      できることだけすればいいのになぁ…、って思うんです。
      あれもできる、これもできるということが魅力である時代はもう終わってしまっている。
      できることをしてくれる人たちの尊厳を守れる値段をつければいいんだと思うのです。
      そしてそれを業界最大手こそが率先して取り組むべきなのにそうはならない。日本の外食産業はとてもなやましいところに置かれていると思わざるをえません。

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