ジャンボンブランのサンドイッチ。氷温熟成のそば
上京してきた友人と会うため朝の新宿に出る。
…、と何気なくこう書いたけど京都出身の友人だから上京じゃなくて「下向してきた」ってことになるのかなぁ、なんて思った。
東京はあくまで東の京であって、京は京都と思えば思える。なんなら政治経済の首都と文化伝統の首都を使い分けてもいいんじゃないか。多様性の時代だもの…、なんてことをぼんやり思った、三連休の最終日。
それにしても今朝の新宿はまるでゴーストタウンのようです。
人がほとんど歩いてないの。この画像も消しゴムマジックを使った訳じゃなくただただ人がいなかった。エクセルシオールカフェに入ったらお店も静かで貸切状態。どこにでも座れるのだけど階段下のいつものテーブルで閉じ籠る感を思う存分たのしんだ。
「ジャンボンハムレタスサンド」をメインに選びアイスコーヒーをお供にもらう。手のひらにすっぽり隠れる控えめサイズが朝のお腹にほどよい感じ。
ドトールコーヒーの朝にも同じような商品がある。けれどそちらはハムと卵サラダのサンドイッチ。こちらはハムとトマトとレタスだけ。トマトの存在感がなかなかで、目に鮮やかな朝のゴチソウ。
カサカサトーストが前歯をくすぐりムチュンとハムが歯切れてく。トマトが潰れ口の中をみずみずしくして、最後にレタスがザクっと壊れる。卵サラダがない分、ハムが主役を見事に演じトマトの酸味や甘み、旨みで味が整う。味わい上等。
ドトールコーヒーではサンドイッチを切ってくれなくなったけど、ここでは切ってくれるのネ。５０円ほどの値段の違い故なのかしら…、ありがたい。
あっという間にサンドイッチはお腹におさまり、待ち時間までアイスコーヒーお供にのんびりいたしましょう。
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新宿三丁目から歩いて家に帰る途中、あまりの暑さにクラっとくる。
そういえば近所に前から気になっていたそば屋があると、お店に入った。
「和心蕎花（わしんそか）」という名前のお店。
氷温冷蔵で６０日以上熟成させたそばを使っているというのが売りで、それを試しにやってくる。
ビルの地下一階。コンクリート打ちっぱなしのモダンなインテリア。厨房の前にはカウンターがしつらえられてて、そこに座って料理を待ちます。お店の人はみんなわかくてお店のムードにあっているのにニッコリとなる。厨房の中の仕事もキビキビしていて、１０分足らずで料理は完成。
注文したのは辛味大根のせいろにランチサービスのミニ天丼。
丸いお皿にスノコを引いて上にたっぷり、そばを盛る。
すりおろした辛味大根。
わさびにヒラヒラ細かく薄く刻んだネギ。
塩が小皿に盛り付けられて、ナタ切りにした大根の漬物、そして天丼を入れた小丼。
おいしい景色にまずウットリ。
そばはまず塩で召し上がってくださいね…、というのでそうする。
そばの香りはほどほどだけど甘みは強い。
塩だけで食べてもたしかに十分味はととのっていて、なによりモッチリとした食感がなんとも独特。表面のツルツルとしたなめらかさと喉越しの良さも際立つ不思議な味わい。
タレはキリッと辛めでスッキリとした後口のよい好きな味。辛味大根をどさっと入れてヒリヒリするような辛さでそばの甘みを引き立てするする食べる。
天丼の種はエビになす、それから舞茸。バリッと揚がった天ぷらに絡むタレが独特で、鰻の蒲焼のタレのようなコクや風味があるのです。とろみが強くて量は少量。それでもしっかり天ぷらやご飯に味がついておいしく食べられる。
ナタ切り大根の漬物がカリッと歯応えおいしくて、そういうとこまでおいしいことに感心します。
タレにネギを落としてそば湯を注ぐ。サラサラ系のそば湯なれどもそばの風味をしっかり感じ、おいしい余韻を味わいニッコリ。オキニイリ。
