シティベーカリーで朝。モダングリークアポロのお昼
シティベーカリーで朝ごはん。
なににしようとベーカリーショップをのぞいたら、オキニイリのプリッツェルクロワッサンを使ったツナサンドイッチが目に入る。
それをメインにアイスコーヒーをお供にもらう。
最近、朝の時間はいつも混んでる。
朝から活動するインバウンドさん、特に欧米系の人たちに人気があって今朝もほぼ満席。
壁に向かった一人用のテーブルがひとつだけ残ってて、そこに座った。朝にする。
独特の形をしたクロワッサンです。
細く伸ばしたパン生地を編むようにして形を作る。プリッツェルの作り方。クロワッサンというよりも結んだリボンのような形で大きく、そしてずっしり重い。ナイフを入れて中にツナのマヨネーズあえ、レッドオニオンをスライスしたのがはさまれている。
リボンの結び目部分をちぎってまずパクリ。表面ざっくり、生地はふかふか。表面部分は塩気があって生地そのものはほのかに甘い。
普通のクロワッサンのようにバリバリサクサクした食感がなく、代わりにびっしり貼り付けた胡麻が砕けて足りない食感をおぎなってくれる。
挟んだツナはしっとりしていて香りが強い。焼けた小麦の香りと混じっておいしくなっていく。オニオンスライスの辛味とみずみずしさがいいアクセントになっている。
断面をみると生地が案外ふわふわしていることがわかる。なのに歯ごたえは力強くて、顎においしいおもしろさ。
お皿に散らかる胡麻を指に貼り付けて、プチプチ食べつつアイスコーヒーをゴクリたのしむ。ちょっとのんびりいたします。
そしてお昼に「アポロ」で会食。
銀座東急プラザの中にあるモダングリークレストラン。
お店の雰囲気、サービス、料理とどれをとっても好きなんだけど料理はすべてシェアスタイル。だからひとりで来れないお店のひとつ。しかもカジュアルな雰囲気で料理も独特。誘う相手も限られる。
今日は好奇心旺盛な人との会食。それでここを選んだ次第。昨日の雨が嘘のように空が明るい昼下がり。お店全体が輝くように明ることにニッコリします。
BGMはビートの効いたクラブチューンでお店の人の笑顔もにこやか。ゴキゲンな昼がはじまる。
エンドウ豆のディップとピタブレッド、ギリシャ風のサラダが運ばれてくる。ピタブレッド小さなピザボックスに入ってくるというのがステキ。ハーブの香りがエキゾチックで豆のディップを拭って口に運べばとろける。ディップにのせた素揚げのひよこ豆がザクザク壊れて、口の中をにぎやかす。
ギリシャ風のサラダも独特。
皮をそいでぶつ切りにしたきゅうりにトマト、ラディッシュ、モロッコインゲン、ブラックオリーブ。
ギリシャの塩気が強いフェタチーズの上にパラリとハーブ。
シトラス系のオリーブオイルドレッシングで軽くドレスされている。
チーズを崩してかきまぜて味をととのえ食べる。
野菜の食感、みずみずしさが際立ってメインに向かってお腹の準備がたのしくととのう。
メインは岩中豚のグリルを選ぶ。
低温でじんわり仕上げた豚肉を焦げ目をつけて仕上げ、グレイビーとヨーグルトの上に乗せ酢漬けのキャベツのグリルをそわす。上にひらっと白いレースのようなものがのっかっていて、これがバリバリに揚げた豚の背皮!
肉はやわらか。豚肉ならではの上品で繊細なうま味とほどけるテクスチャー。酸味鮮やかなソースが肉の甘味をひきたてなんともおいしい。
焼いたキャベツも酸っぱくシャキッ。揚がった皮は口の水分と混じってゼラチン質がとろけて口のすみずみ撫で回す肉感的にもうウットリ。
サイドはかなり迷いました。ケールの蒸し焼き、オクラのマリネ、ベビーポテトのローストの中からひとつ。体のことを考えるならケールというのが順当だけど、ポテトのローストは本当においしい。健康よりも欲望優先でポテトを選ぶ。
表面がカリカリに揚げ焼きされていて硬めの仕上がり。最初は歯ごたえしっかりしていて、噛んでるうちにゆっくりとろけて消えていく。
そして〆はレモンパイ。甘酸っぱいレモンカスタードの上にクランブル。焼いたメレンゲをのせてスプーンですくってたべる。ザクザク、ふっくら、そして最後はぽってりなめらか。アイスコーヒーをお供にしばらくたのしい話に打ち興ず。
シティベーカリーのクロワッサンの独特な形、モナ・リザの腕組のようですね
ぎぼさん
モナリザの腕組み。たしかにその通り!
気づきませんでした。これからこれを食べるたび思い出すことにいたします。