シティベーカリーでちょっとガッカリ
朝にシティベーカリー。
丸ノ内線の銀座の駅の改札口から、一番近いカフェはもしかしたらここかもしれない…、って思うほどに便利な場所で、けれどそれほど混んでない。お茶のお供にここの名物。プリッツェルクロワッサンを一個と思うも、カフェのショーケースには置かれてなかった。
「もう売り切れ?」って聞いたら、ショップにはあります。それを買ってきて、飲み物をたのめばカフェでも食べられる…、という。
なんて不親切。しかもその言い方に申し訳なさが微塵もなくてちょっとがっかり。カフェを一旦出て、隣とはいえちょっと歩いてクロワッサンを買い、トレーにのっけてもらって再びレジに戻って飲み物なんかを注文する。
トレーを持って戻ってきたときにも「申し訳ありませんでした」であったり「ありがとうございました」って一言もなし。お客様のボクが店のスタッフにこき使われた…、って思うと小さな怒りがわいた。
ストレートアイスティーをお供にもらい、コーンポタージュを追加する。
ここのコーンポタージュは濃厚味てぽってりしていてクロワッサンと相性抜群。ちょっと待つのも厭わぬ好物。アイスティーを飲みつつ待った。それにしてもメイソンジャーに入って出てくる冷たい飲み物。ストローで飲むしかないのがばからしい。凸凹にネジ切ったような口に唇つけて飲んでも一向においしくないのがくやしくって、くやしくって。それでもコーンポタージュのためにがまんしたのでありました。
やってきたコーンポタージュ。
今までよりも色白さんで、悪い予感が漂う姿。
飲んでみれば予感の通り薄くてサラサラ。ぽってりとした飲み口だったりなめらかさだとか濃厚さだとか、好きだった要素を一切合切かなぐり捨てて「コーンポタージュ味のホットミルク」になっていました。
誰もここでコーンポタージュを一から作ってたなんて思っていない。誰かが作った何かを仕入れて厨房で調整して出していたんだろうと思っていたけれど、儲けるために今まで以上に薄めることにしたのでしょう。
こういうことをされてしまうと、もしかしたらプリッツェルクロワッサンもコストダウンしちゃったのかも…、って思ってしまう。
まぁ、そこそこにおいしくてパラパラ崩れて散らかる生地の食感、風味もおいしくはある。でも夢も壊れて散らかって残念至極になやましい。食べ残したのを袋に入れて、移動のどこかで食べましょう。
お店の内情はわかりませんが、いつも賑わっているのに・・・コストダウンの必要があるのでしょうかね?
すうさんさん
場所柄を考えるとあの程度のニギワイでは利益確保がむつかしいのかもしれません。品川だとか、他のお店はどうなんだろうと心配になっちゃいます。
しかもこのお店の導線、どう考えても「パンを取ってきて飲み物と一緒にどうぞ」的配置じゃないですよね…私も言われたことありますが、パン泥棒みたいに思えた記憶があります(笑)
Eikoさん
パン泥棒!
本当にそんな感じでした。
お店を設計した当初はこんなことになるとは思わず作ったのでしょう。お店の構造はお客様に対する「もてなし方の約束」のひとつ。その約束を破ってしまうことは飲食店としてあってはならないことだと思いますよね。
寂しいお話ですね。
諫める方がいないだけに留まらず、試食のひと手間さえもかける愛情がなくなってしまったんでしょうか?
加えて、私はこのメイソンジャーというものがどうしても好きになれません。
サラダでも飲み物でも、これに入って出てくるお店には行かないようにしてしまいます。
いつもは楽しく散らかすパン生地も、心なしか悲しげです。
あまりお心乱されませんように。
りんごさん
日本の飲食店。特にチェーンストアの現場の劣化は目を覆うばかり。そこで働いている人たちだけの責任ではなく、会社を経営する人たちやお店を利用するわたしたちも加担していることなんだと思うと、本当に悩ましくなります。
とはいえ、まだこういう現象が目につく、つまり他のお店はまだまだ健在ということを前向きに受け入れなくてはと思います。
昨日、品川のお店に行きました。お気に入りのミネストローネスープを食べましたが、銀座店と比べると濃厚さに欠けていました。一緒に食べた娘もがっかりしていました。コーンポタージュスープの話を読んで、銀座店の味が心配になりました。
cotaeさん
ミネストローネもですか。
そして品川店もということになると、企業ぐるみでコストダウン邁進中ということなのかもしれませんね。もったいないですね。
私が住む、福岡のシティベーカリーは、
一番早く出来た、とある住宅街の店舗が早々に閉店してしまったので、
その後は全然、行ってません。
その店舗限定で言えば、、
「この程度の味なら、この立地では厳しいかな」
という程度の印象しかなかったのですが、
店舗ごとに、レベルの差が大きいのでしょうか?
「それなりに美味しいパン屋さん」なら
最近はそこらに溢れているので、
油断したり、足元が疎かになった時点で、
もう終わりだと思いますが…。
お腹を空かす男さん
アメリカから来た…、というキャッチフレーズが「アメリカからワザワザ来て、アメリカを守り続けている」であれば、まだ存在価値はあろうかと思いますが、アメリカから来ただけが取り柄の「すっかり日本の店になっちゃった」となってしまうと、もう存在する意義もなくなっちゃう。
そういうお店になっちゃったんだなぁ…、としみじみ思わされる出来事でした。残念です。