シズラーで相互責任とサービスの関係をみる

野菜を食べたいって思ってシズラー。
西新宿の三井ビルの2階のお店。
ぼやぼやしてるとウェイティングになっちゃうんでスタスタ、小走りするようにお店に中にすべりこむ。
ロイヤルホストと同じ系列のお店です。
シズラーが開業するまでロイヤルホストがあった場所。当時、日本で一番サービスがよく、日本で一番売上高の多かったファミリーレストランと言われた名店。
当時を彷彿とさせる教育、しつけの行き届いたスタッフが働いている。
髪型、装い、立ち居振る舞い、言葉遣いとどれもが「ロイヤルクオリティ」。
ただロイヤルホストよりシズラーの方が、笑顔も自然で仕事もおだやか。
ロイヤルホストにいるとどこかピリピリした緊張感とか、あるいはバタバタとしたせわしなさを感じる。でもここシズラーではそういうムードを感じない。

メインはステーキなどのグリル料理。それはレストラン的に厨房から料理が運ばれてくるんだけれど、それ以外にサラダやスープ、ご飯やパンはバフェに並んで食べ放題。それが人気でメインディッシュなし、バフェだけで楽しむ人もかなりの割合いるくらい。

料理の提供が遅いであったり雰囲気を悪く感じるほとんどすべての責任が、レストランではお店の人の方にある。
けれどバフェというにおいてのその責任は、お客様とお店の人の双方にある。
だからお店の人の表情や作業にどこかホッとしたムードを感じる。
本来、サービス業っていうのはサービスを提供する側と受ける側が立場は違えど対等な高さにあって、互いに責任を分担し合うことで成立するのだけれど、最近の日本ではその前提が崩れてしまった。
唯一、その関係性が取り戻せるのがセルフサービスがある空間…、なのかもしれない。
「バフェというセルフサービス」があるこういう場所ののどけさは見ていてとても気持ちいい。
それに最近、ホールで働くサービススタッフの数が少ないお店が多い。
ガラーンさみしい空間では料理も冷めて感じるけれど、バフェレストランではお客様が自然に席を立って自分でサービスをする。そのにぎやさと活気は得難い、食欲誘う良い要素。
人を幸せにするレストランの1つの形なのかもしれない…、って思ったりする。
さぁ、食べる。

今、アルファルファにお腹が夢中。今日もたっぷり盛り付けて、一緒にオニオンスライス添わしてグリーンゴッデスドレッシングで風味をつける。オニオンスライスがみずみずしくて、シャキシャキ喉が洗われるよう。アルファルファはモサモサ青い。最初は口の中が乾いてなのにゆっくり潤っていく。かみごたえに食べ応え、存在感があるのがたのしい。

メイン以外に厨房で作られやってくる熱々の料理がひとつある。
メインディッシュをたのまず、バフェだけたのしむ人たちにもグリル料理を食べたんだという実感を届けたいというのもあるのでしょう。
グリドルの上でチーズを溶かし、それをパンに吸い込ませるようになじませ焼いたチーズトースト。
パンそのものがサクサク焼けて軽やかで、チーズもサクサク。
噛むとジュワッとトーストブレッドに塗ったバターが口に広がりひんやりさせる。
スープがいつも3種類。
クラムチャウダーがあればそれの一択なんだけど、今日はオニオンスープにクリームトマト、コーンポタージュの3種類。
クリームトマトとコーンポタージュをとってお腹を温める。そう言えばココのスープのラインアップはキャンベルスープのラインナップとほぼおなじ。キャンベルスープを使ってるわけじゃないのだろうけど、マーケティングするとそういうバリエーションが無難ということなんでしょうか…、オモシロイ。

メインのグリルを今だけ料理のティーボーンステーキを選んでたのしむ。焼き加減はミディアムレアがいいでしょう…、って勧められてその通り。
T字型に骨が入って、その片側はサーロイン、もう片側はテンダーロインという肉の部位。ところがちょうど骨と骨の間の肉だったのでしょう…、サーロインとテンダーロインを分ける骨がなくってTじゃなくってIボーン。まぁ、それもよし。丁寧に肉を骨から外して切り分け、ベミグラスソースや醤油で味を整えパクパク食べる。
脂が美味しいサーロイン。旨味の強いテンダーロインとたしかに食べる場所で味や歯ごたえ、風味が違って食べててたのしい。フレンチフライとマッシュポテトをサイドにもらう。このマッシュポテトがなめらかにしてポッテリ、バターの風味が旨い。あっという間にお腹に収まるオゴチソウ。

とは言え今日の気持ちは野菜でござる。
そしてやっぱりアルファルファ。お皿にどっさり、まずアルファルファ。スイートコーンとシュレッドハム。
ベイビーコーンに茹でた枝豆。カニのかまぼこと刻んだセロリのマヨネーズ和え。
ソーダクラッカーをバキバキ砕いて歯ざわりを足す。
ドレッシングはやっぱりグリーンゴッデスドレッシング。
ロイヤルホストの創業者が大好きだったトレーダーヴィックスっていうレストランのオリジナルドレッシングがグリーンゴッデス。当時のロイヤルホストは世界のおいしいモノが集まる夢の場所。
そろそろ〆をとパスタを食べる。固めに茹でたリングイネ。チリソースにチーズ、枝豆、ハラペニョ、それからやっぱりアルファルファ。全部を混ぜてパクっと食べるとモサモサとしたアルファルファがパスタのハリを引き立てる。心置きなく当初の野望を満たす昼。

ソフトクリームでお腹に蓋する。乳脂肪分が少なめのシャリシャリとしたソフトクリームで半分バニラ、半分チョコ。スプーンですくって口とお腹をひんやりさせる。
アイスラテとアイスティー。ロイヤルホストといえばトロピカルアイスティーで、一時期フレーバーが変わってへんてこりんな味になった。ひさしぶりに飲んでみたら元に戻ってありがたきこと。バフェに並んだオレンジをしれて風味をつけて味わう。
伝票と一緒に丸いアンケート用紙。ミントキャンディが添えられているのがアメリカのディナーハウスの食後のようでちょっとうれしい。しかも今日のサービス担当の名前がゆかさん。ボクの母と同じ名前でニッコリなった。野菜でお腹が満ちる昼。

 

関連ランキング:ファミレス | 都庁前駅西新宿駅新宿西口駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。