シアワセ一歩手前のポールニュウマン
新宿駅ナカ、ニュウマンの「ポール」で朝。
夏休みシーズンに入ったこともあって駅は大にぎわい。イートインスペースもほぼ満席でカウンターに一席確保。テイクアウトする人たちも多くて朝から忙しい。
ショーケースの中にズラリと並んだパンの数々。細くて小さなフランスパンで作ったサンドイッチやクロワッサンのサンドイッチが人気で、ボクも生ハムを挟んだ「ジャンボンクリュ」を選んでたのむ。ジャンボンはハム、クリュは生でつまり生ハム。ハムと一緒に挟んでいるのはレタスの葉っぱ一枚とトマトとほんの少しのチーズ。アイスコーヒーをお供にもらう。
席についてWi-Fiの電波を探したら「paulnewoman」ってのが見つかった。
やっぱりここはポールニューマン(笑)。
ジャンボンクリュのサンドイッチを食べるも、パンがまるでおいしくないのネ。
昔は表面バリバリで、生地が壊れる感じのパンだった。
乾いた生地が生ハムの脂と唾液で噛んでるうちに徐々になめらかになっていくのが好きだったのに、ふかふかしていて妙にしっとりしちゃってる。
サイズも一層細く、一層小さくなっちゃってひと口ごとに気持ちがさみしくなっていく。
生ハムはほどよくおいしい。トマトも甘くて具材がおいしいだけにパンが好みじゃなくなったのがいかにも残念。
サンドイッチを全部食べたらトレイも紙も片付けてアイスコーヒーとお薬用の水だけ残して、サンドイッチを食べてしまったことを忘れる。
「Mangez du Pain, Vous Vivrez Bien」ってポスターが貼られてる。
フランスのパン屋さんでよく見るポスター。「パンを食べよう、そしたらシアワセ」とでも訳せばいいのでしょう。でもどんなパンでも食べたらシアワセになれるかというと、やっぱりおいしいパンじゃなくちゃ叶わない。
Mangez du BON Pain, Vous Vivrez Bien かな?
今日食べたポールのパンはシアワセにしてくれるのには実力不足。なかったことにしようと思った。しょうがない。