ザクザクのパンで朝。関西出汁でそばを喰う昼
新宿御苑の近くにある「サンマルクカフェ」。
この界隈は緑が多くていつもは風が涼しく感じる。お店の入り口脇にテラス席があっていつもそこがにぎわっている…、けれどさすがに今日は静か。お店に入ると涼をとる人、お茶を飲む人でザワザワにぎやか。
インバウンドさんが目立つ店内。近所にインバウンドさん向けの宿泊施設がたくさんあって、そこに滞在している人たちでしょう。
地下鉄の駅も近くて新宿三丁目にも徒歩で行ける。なのに朝や夜はのんびり静か。長期滞在にはいい環境。
さて朝ごはん。ホットサンドイッチがメインのセットがあって、はじめてそれを試してみます。ハムやチーズ、ベーコンの組み合わせでメニューは全部で3種類。ベーコンエッグサンドイッチを選んでお供にアイスコーヒー。〆て590円。厨房は大忙しで10分ほど待ち料理は完成。とりにいく。
手のひらほどの大きさのパン。表面固くてゴワゴワしてる。
具材はレタス、ベーコン、卵サラダでその分量に比べてパンがかなり分厚い。バリバリ固くて噛むと前歯が一瞬しずんでざっくり歯切れる。その存在感は圧倒的で、しかもパンがおいしいんです。
噛み応えはバゲット的。生地そのものはむっちりしていて、食べ応えもある。小麦の香りにほどよい塩気。パニーニとバゲットのハイブリッドのような食感、味わいで噛めば噛むほど旨みが広がる。そのパンのおいしさをひきたてるためにベーコンや卵サラダが挟まっているという感覚。
ファストフードのチェーンでこういう硬いパンを扱うところは珍しい。好きだなぁ…、ちょっとはまってしまいそう。
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セルフサービスのおいしいそばとうどんのお店「かのや」でおそば。
新宿駅の西側、東側に一軒ずつある。
数年前に新橋駅にもお店ができた。新宿駅の西口の店と新橋店は同じ会社が経営していて、東口のお店は別の会社がやってる。メニューはほとんど同じだけれど働いている人の年齢が西口の店は若く、東口のお店はベテランさんが中心でお店のムードも老舗風。東口のお店がボクはオキニイリ。
生麺から茹で上げる五割そばと、丁寧に撮った出汁が人気のお店。鰹節や鯖節が味のメインのそばだしと、煮干し、昆布でとったうどんだしを用意しているところも独特。うどん用の出汁でそばを作ってもらうのが好きで、中でも「かのやそば」っていうそばが大好き。
券売機でかのやそばの食券を買い、厨房の前の食券置き場に差し出しながら「うどんだしで…」とひと声添えて、コロッケ一個を別添えで…。
これからそばを茹でますからネ…、って言われて席でしばらく待ちます。
5分弱。
透き通った出汁に具材があれやこれや。
刻んだきつねにほうれん草、
天かす、とろろ昆布に昆布の茎。
かまぼこ、ワカメにネギとにぎにぎしい。
とろろ昆布に出汁がじんわりしみてとろける感じもゴチソウ。五割のそばは歯ごたえよくてざっくり歯切れてちらかっていく。
タナカくんは関東風の出汁が好きでこれをそばだしで食べていた。それはそれでおいしいのだけど、醤油の風味が弱い分、関西風の出汁の方がそばの風味を心おきなく味わえてボクは好きかなぁ…。汁をゴクゴク飲めるところもありがたい。
追加のコロッケ。まず半分に割って、一方はそのまま、残りはそばの上にのっける。揚がったパン粉はザクザク壊れて香ばしく、芋の自然な甘みがおいしい。
そばにのっけたコロッケは、しばらくプカプカ浮いていて出汁にまみれていながらもパン粉衣はカリカリザクザク。それを無理やり沈めてしばらくそのままにする。汁をどんどん吸い込むコロッケ。パン粉も中のじゃがいもも汁を吸い込みゆっくりとろけて汁をぽってりさせていく。
そのぽってりに汁を吸い込みとろけたとろろ昆布が混じって一層ぽってり。パン粉衣が含んだ油が滲み出す。天ぷら油と違ってちょっと重ためで、ずっしりお腹も満ちていくのがオキニイリ。