サンドイッチの朝。伯爵の肉団子の肉団子で昼

サンマルクカフェで朝。散歩途中の新宿御苑の近くのお店。
ロゴをしげしげと見てみると「カフェ」の小さな「ェ」の上に、アクサンがついてる。「café」の「e」の上にある楔印をつけてるんでしょう。ちょっとオシャレでオモシロイ。
今日もインバウンドさんでおおにぎわい。
二ヶ月ほど前にはじめて食べて、オキニイリになったホットサンドイッチを目当てにきました。最初に食べたのはベーコンとたまごサラダのサンドイッチ。二度目に食べたトリュフ風味のエビアボカドはケミカルな匂いがちょっと残念。後悔しました。
今日はハムとチーズを選んでたのむ。立派な券売機が3台並んでそこで注文。出来上がったら番号呼ばれて取りに行く。
今日は調理がスムーズであっという間にできあがる。のんびりしてたら番号呼ばれてびっくりしました。ありがたい。アイスコーヒーをお供に選んで590円というほどよき値段。さぁ、食べる。

手のひらほどの大きさの、うずくまったアルマジロみたいなゴワゴワのパン。結構分厚い。
でも断面を見ると空洞がたくさんあって持つと若干軽く感じる。
噛むとバリッと耳の奥にパンが壊れる音がする。バリバリ硬くて奥歯を一瞬沈めるほどの噛みごたえ。
挟んでいるのは薄切りのハム、チーズにレタスに生の玉ねぎ。パンの厚さに比べて具材はいかにも少なく、けれど存在感はしっかりしてる。パンそのものがおいしくて、そのおいしさを引き立てるのに必要十分ということなんでしょう。
噛んでると徐々にもっちり、とろけはじめてチーズと混じって消えていく。レタスや玉ねぎも一緒に焼いているから煮える。その食感がいささか残念。ハムとチーズだけでも良かったのに…、って思ったりする。コーヒー飲んでちょっと書き物いたします。

 

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ひさしぶりの「伯爵の肉団子」。新宿御苑近くのお店。
名前の通り肉団子が売り物という個性的な中国料理の店で、その個性ゆえに大ブレークとはいかないけれどほどよい人気が続いてる。
好きなお店のひとつであります。
隣は人気の餃子のお店。いつも行列。そこの入店待ちの人が待ち時間を飲み物いっぱいでねばったりする。そういう人はお断り…、って一時期張り紙があったことがある。今ではそちらの行列もひと段落してここもおだやか。昼はのんびりした状態。
昔は肉団子のアレンジ料理がたくさんあった。今は肉団子がすべての料理につく献立になっている。
肉団子の入った青椒肉絲なんておいしかったんだけど今は麻婆豆腐と担々麺が推し。しょうがない。麻婆豆腐定食にする。メインの料理に肉団子が3個。小皿料理にご飯にスープ。ご飯とスープはおかわり自由。麻婆豆腐の山椒油の匂いが本格的で食欲湧かす。

まずは色黒肉団子。
サイズはちょうどひと口大。
舌にのせると熱々で肉の香りが鼻から抜ける。
噛むとザクっと壊れて揚がった豚ひき肉がパラっと散らかる。
口が一瞬乾いた感じに襲われるけどそれもつかの間。
豚ひき肉のふっくらとした食感においしい肉汁が口に広がる。
重たく乾いていたものが、とても軽やかでみずみずしいものに変わるステキと不思議がおいしい。
下味が十分入っているから芥子の辛みを借りるだけで味は整う。しかも噛んでるとサクサクとした肉とは違った歯触りがくる。
細かく刻んだクワイが餡に混ぜ込まれていて、それがサクサク奥歯にあたる。ひき肉そのものの肉肉しさを味わうためのミートボールと似ていてまるで違ったおいしさ。食感の変化をたのしむ趣向の料理。オモシロイ。

麻婆豆腐も工夫の料理。サイコロ状の山芋がゴロゴロ入っているんですネ。油通しした山芋がサクサク奥歯で壊れていって、そしてとろける。豆腐のなめらかさをひきたておいしくしてくれる。
豚ひき肉は粗めで肉肉しくて、肉団子より肉を食べてるって感じがするのがおもしろい。辛さ、痺れもほどよくお腹が汗を気持ちよくかく。
肉団子をご飯にのっけて麻婆豆腐をかけて食べたらおいしことったらありゃしなくって、たった3個じゃ足りなくなっちゃうなやましさ。小皿の料理は蒸し鶏のネギソースかけ。皮がしっかり取り除かれてむっちりとした歯応えがよい。サイドに搾菜が添えられてるのも得した感じ。
〆は汁なし杏仁豆腐。これが案外おいしくてニッコリしました、オキニイリ。

 

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