ゴキゲンがふくらむスターバックス。背徳のKFC
散歩ルートの途中のスタバ。
お店の前にテーブルがふたつ置かれてテラス席のようになってる。
一日日陰になる位置で、冬は寒くて人気がない。斜め向かいあるモリバコーヒーにも同じような屋外席があってそこはあったか。人気席。
ところが夏になると人気逆転。日陰が涼しく気持ちよく、今日もそこでとドリップコーヒーのアイスをもらう。
トールサイズをのんびりと時間をかけてのむ所存。
テイスティングのクッキーひとつ。チャンキータイプのチョコチップクッキーで、アイスコーヒーのお供にぴったり。
イートインだとグラスが選べる。グラスと言ってもプラスティックでできていて、ロゴの裏側の一部にエンボス加工が施されている。すべり止めの工夫なんだろうけど、その手触りがやさしくて重いグラスより案外好きかも…、って思ったりする。
それにしても、最近スタバによく来るようになりました。
気持ちがさみしく、落ち着かなかったときにはこようと思わなかった。
スターバックスにはゴキゲンがある。だからくればゴキゲンになれるという人もいるけれど、ゴキゲンじゃないときにきてもゴキゲンになるわけじゃないでしょうネ。むしろお店のお隅々を満たすゴキゲンが重苦しくて、自分だけがゴキゲンじゃないって気持ちにつらくなる。
ゴキゲンな人が一層ゴキゲンになるための場所…、それがスターバックスってしみじみ思おう。
風は涼しく、道ゆく人も穏やかで散歩途中のワンちゃんがお店の前に座り込みじっと中を覗き込んでる。根気に負けた飼い主が飲み物買いにお店に入る。ワンちゃんかなりゴキゲンだったに違いない。
ときおり無性に食べたくってしょうがなくなるのがケンタッキーフライドチキンのオリジナルチキン。
一個でいいから食べてやろうと、四谷駅前の店にくる。そう言えば昔、四谷三丁目にもお店があったんだよなぁ…、マクドナルドもあったし大戸屋もあったりしたけどどこも閉店。チェーンストアが居づらい町なのかもしれないなぁって思ったりする。
気軽な値段のセットもあるけど、セットにするとフライドポテトが必ずつく。ここのフライドポテトが苦手でそれで、単品メニューを寄せ集め。オリジナルチキン1個にコールスローにビスケット。アイスティーをつけたら1000円超えていました。しょうがない。

オリジナルチキンのどの部位がやってくるのがドキドキします。
ドラムやウィングは脂っこいから嫌だなぁ…と思って待った。
バスケットに入っていたのはリブでした。
肋の部分。
脂と肉のバランスがよく骨が多い部位ではあるけど好きなとこ。
チェーン店というもの均質な商品を提供することがお客さまの信頼を得る最大のポイントって言われるけれど、KFCはそれを守らず許してもらえる稀有なチェーン。オモシロイ。
骨を丁寧に抜き、骨の周りの肉をキレイにしゃぶって残りの一部をビスケットサンドにして食べる。
ビスケットを半分に割りフライドチキンを乗せた上にコールスロー。蓋してメイプルシロップを注いで食べる。
これがたまらないほどおいしいの。
ふっかりしていてボソッと崩れるビスケット。コールスローがザクザク壊れ、むっちりとしたフライドチキンが歯切れてまじりとろけてく。
甘くてしょっぱい。口の中が一瞬もさっとなるけれど、噛めばとろけてぽってりしてくる。オリジナルチキン独特のスパイスの香りもおいしくウットリします。
フライドチキンにメープルシロップをつけて食べるのもおいしいのネ…、健康的とはほどとおく、けれどシアワセ。指をなめつつニッコリします。オキニイリ。












