コーヒー牛乳とデニッシュサンド。渋谷の重機

渋谷のストリーマーコーヒーカンパニーで朝。
ここが本店。渋谷の町の外れにあって、なのに朝から人気でにぎやか。ただお客さまはほとんどが欧米系のインバウンドさん。彼らの朝は格別早い。どんなに夜更かしをしても朝は早く起き体を動かしてから働きはじめるってライフスタイルが定着しているからでしょうか…、ここに限らず朝からやってるお店は結構得してる。
中でもエスプレッソ系のお店は人気。しかもここはほどよい大きさ、居心地も良い。みんなたのしげにおしゃべりしてて、小さな社交場みたいな感じがオモシロイ。ストリート系のおにぃさんたちがカウンターの中にでにこやかに働いている。大きなエスプレッソマシンが2台。
カウンターの上にはデニッシュやビスケットが並んでて、それらがどれもアメリカ的。朝のお腹を激しくくすぐる。

今朝の飲み物は「ストリーマーコーヒー牛乳」。
フリーザーの中で凍らせた牛乳瓶にミルクを注ぐ。
そこにシロップをワンショット。
エスプレッソをプシューッと作って牛乳瓶の中のミルクの上に浮かべて仕上げる。
お風呂上がりに腰に手を当て飲みたくなるようなコーヒー牛乳のできあがり。
ストローはなし。
当然、瓶に口をつけ飲む。
混ぜてないからエスプレッソは上に浮かんで漂っていて、ひと口目は苦味鮮やか。
ただ牛乳はシロップで甘く味が整えられてて、飲んでくうちにどんどん甘くなっていく。エスプレッソはかなり深煎り、香ばしくって苦味が強い。ミルクは濃厚…、うま味が強くてゴクゴク飲むのがもったいないような味わい深さ。大人の贅沢コーヒー牛乳。

マスタードデニッシュをお供に選ぶ。四角く焼いたデニッシュに切り目を入れて焼いた分厚いハムを置く。粒マスタードをたっぷり塗って挟んで仕上げたデニッシュ生地を使ったハムサンド。
生地はほのかに甘くて表面ザクザク、生地はしっとり。バターをたっぷり含んで指や唇が濡れるほど。ハムがプチュンとはじけるように歯切れて、デニッシュと一緒になってとろけてく。
デニッシュの甘みにハムの脂のうま味、粒マスタードの酸味が味をひきしめる。
朝のお腹に染み込んで体が目覚めるエネルギーとでもいいますか…、クセになる味、オキニイリ。

 

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それにしても渋谷の駅前に集まる重機の多いこと。しかもこれほど間近に重機を見れる場所って他にないんじゃないかと感じる。ビル好きさんにはたまらぬ景色。
新しさがすさまじい勢いで消費され、より新しいものに置き換わっていく。揺るぎない何かがそこから生まれればよし。破壊と創造が果てしなく繰り返される場所でよしとするならそれもよし。
ただ訪れるには良いけれど、生活したり商売したりする場所じゃないと思えばよしと多分渋谷は思ってるんでしょうネ、それもよし。

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