コーヒーバレー・スリーピークス

池袋で打ち合わせ。
池袋らしくないコーヒーの店があるんですよ…、って誘われ「コーヒーバレー」というお店を訪ねる。
池袋駅から歩いて5分もかからぬ場所。
表通りからちょっと入った場所でここだけ不思議なほどに静かで、遠くまでやってきたかのようなロケーション。
小さなビルを一棟丸ごと。中に入るとたしかに池袋らしくない空間。
池袋らしくないってコトが、褒め言葉になるのかどうかは別として、新宿的でも銀座的でもなくてどことなく港区や渋谷の外れのような感覚。
入り口脇にカウンター。
エスプレッソマシンが置かれて、セルフサービス。珪藻土を使った塗り壁、木の床、そして木の椅子、テーブルと居心地よくてホっとする。

スリーピークスっていう商品がここの売り物。
同じ豆をエスプレッソ、コーヒーそれからマキアートに入れ分ける。
そしてそれらをそれぞれ小さなカップに注いで同時に提供。
飲み比べしてたのしむ…、っていう趣向の商品。

よく考えたなぁ…、って思います。
加工の仕方で同じ食材もまるで印象や味わいを変える。

特にコーヒーのようなモノは、まるで違った飲み物になる。その違いをこうしてまとめて味わえるって、今まであったようでなかった仕組み。カップをのせた紙にそれぞれエスプレッソ、マキアート、コーヒーと書かれているのも、どこかクラフトビールの飲み比べのよう。オモシロイ。

で、肝心のコーヒーの味ですけれど、今風とでもいいますか。
かなり酸っぱい。
ドリップコーヒーは、バブルの頃のデニーズの夜中のコーヒーみたいな酸っぱさ。
エスプレッソはかなりビターで、ひとなめしたら目が覚めた。
急いでお水を自分で注ぎ、口に含むと舌の上に残ったエスプレッソがアイスドリップの味になる。
それでも酸っぱく、ちょっとびっくり。
マキアートはミルクの甘みを引き立ててほどよくおいしい。

コーヒーって、時代の味があるんだなぁ…、ってしみじみ思う。しかもその次代の味は繰り返す。喫茶店の黎明期。昭和のコーヒーは酸っぱかった。大人にしかおいしさがわからないようにわざわざ酸っぱく作ったんじゃないかと思うほどに酸っぱく、それがどんどん飲みやすくなる。
アメリカンコーヒーなんてブームがやってきて、それに続いてミルクをおいしく味わうためのスタバのようなコーヒーのブームが来た。そして最近、また酸っぱいコーヒーをブームにしようってたくらみがこうしてココにまでやってきてたりするオモシロサ。

フレンチトーストをお供にしました。四分の1カットの小さなサイズでバニラの香りとポッテリ、ふっくらした食感。パンそのものがもっちりしていて、乾いているはずなのになんだか焼けたてフレンチトーストみたいな食感なのがオモシロイ。
甘くて甘くて、それでエスプレッソをまとわせ食べる。そしたらそれでもエスプレッソが酸っぱくてちょっと笑った。
それにしてもこういう店で働いてる人って、なんでみんな病み上がりみたいなんだろう。笑いもしないし、声も小さく、お腹が空いているんじゃないのとも思ってしまう。なんだかちょっとオモシロイ。

 

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