グズマンイーゴメス渋谷でオモウ

渋谷のグズマンイーゴメスで遅い昼食、早めのおやつを一緒に食べる。
オーストラリアからやってきたタケリア(Taqueria)。タコスをメインにしたカジュアルなメキシコ料理のお店。
オーストラリアでは自らを「Mexican Taqueria」って呼んでる。日本ではこのタケリアが認知されないと思ったのでしょう、Mexican Dinerって名乗ってる。
海外からわざわざやってきて、こういう日本の市場に対する配慮は勿体ない。だってダイナーが本来の意味で普及しているか…、っていうとそれもかなり疑わしくて、タケリアとうたい続けて本家になれればパイオニアとして名前があがったに違いない。なんだかすごくもったいない。ブリトーたのみました。スパイシービーフステーキを具材に選び、ワカモレ追加。白米の代わりに玄米とカスタマイズ。

本当は玄米少なめ、野菜や豆を多めに入れてもらいたかった…、けれどそこまでのカスタマイズには対応してくれないのがまた勿体ない。
サイドにフライドポテトとハラペニョケチャップ。ダイエットコークをたのんでひと揃え。

アルミホイルの筒状の物体。
カシャッとめくると顔を覗かすのはしっとりとした小麦粉の生地。
そう言えばとうもろこしの生地が選べなかったんだったけか?ってちょっと思った。
齧るともっちり、前歯を撫でる感じがやさしい。生地の中にきっちり包まれた玄米にほどよきサイズの牛肉がクチャっと潰れて肉の旨味がジュワリとにじむ。モッタリとしたアボカドにシャキッとサルサ、豆がホロリとほぐれてとろけてく。
スパイスバーに置かれたコリアンダーをのっけて食べると南の風が吹いてくるよう。

おいしいのだけど、ちょっと残念なところもあります。
もともと飲食店仕様でない物件です。
だから厨房部分を下げることができなかったのでしょう。客席部分が低くて厨房がステップ2段ほど高くなってる。自然、上から見下ろされながら注文することになるのだけれど、自然とお店のスタッフと目線を合わせず、手元のメニューを見てばかり。注文を終わるまでずっと目の前のスタッフの顔を見ずにすませてしまう。
オージースタイルの陽気なホスピタリティーが売り物だったはずなのに、それが発揮できないなんて勿体無い。

そもそも上陸したばかりのときには私的熱狂をもって受け入れた。けれど回数こなし時間が経つに従って、ちょっとした違和感を感じるようになっちゃった。
アイスティーはない。烏龍茶がある。
厨房の中は忙しそうで、なんでと思って見てるとUBER EATSのドライバーが次々料理をとりにくる。なるほどそこに活路を見出そうとしているのかって思うも、その分、目の前にいるお客様に気持ちが向かない。
しかもボリューム感が来るたび貧しくなっていく。メキシコ料理といえばボリュームがたっぷり…、というのがよいとこで、しかもそのボリュームがほぼ野菜で出来上がっているというのがメキシコ料理を食べる習慣を持たぬ人に受け入れらた理由のひとつ。
なのに小さい。小さい理由は野菜の料理が忖度されてしまっているから。客席に吊るされたモニターに海外で撮影されたショートムービーが流れるのだけれど、明らかに野菜の品質や量が違ってじっと見てると悲しくなってくる。もったいない。

食べながら、やっぱりタコスにすればよかった…、ってちょっと後悔。多分、口がパリパリしたものを求めていたのにやわらかブリトーに浮気したから違いない。
考えてみれば渋谷はタコス屋のメッカかもしれない。タコベルがあって、ここがあって和民がやってるタコス屋もある。しかもタコスも売ってるメキシコ料理の店やアメリカンスタイルのレストランも多いからタコスやブリトーを食べることにことかかない。ファストフードではあるけれど、過激な安売り屋が市場を食い荒らしていないから正しいい競争ができる。だから家賃を払えるビジネスモデルを組むチャンスがある…、からかもね。
ただ、そもそも誰かが食い荒らせるだけの市場があるか…?と考えると、競争以前に存続がむつかしいかもしれないなぁ…、って思いもします。
思いもするけど、割と好きな料理だからなくなってもらっちゃ困るとも思ったりする。なやましい。

 

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