クレッソニエール、ワンプレートのフルコース

新宿三丁目の「クレッソニエール」。渋谷のコンコンブルってお店の支店。フレンチの店。ちなみにクレッソニエールはクレソン、コンコンブルはキュウリのコトです…、フランス語。
ご婦人方で昼はにぎやか。12時前の段階でお店は7割がたの入りで男子はボクひとり。圧倒されます。とぎれなきおしゃべりに、とまることなく動き続ける手に口にあふれる笑顔。食事はこういうふうにたのしまなくちゃいけないんだよなぁ…、って思う。うらやましい。
1200円から2000円くらいの値段でたのしめるフランス料理。その値段でありながら安っぽく感じさせない工夫があって、それがご婦人方から支持されているのでしょうネ。おいしい勉強。

スープにサラダ、メインディッシュにパン、デザートが同時に提供されるのです。
しかもすべての料理は銀本の上。
とってのついた銀盆をうやうやしく運んでくる姿がゴージャス。
テーブルの上がたちまち華やかになり、「わーっ」って明るい声が出ます。
メインディッシュがもられた器もナイフ・フォークも同じくピカピカ。

すべての料理が同じタイミングで出来上がり、だから熱いものは熱々、冷たいものは冷たい状態でやってくるのも見事なところ。
選べるメインディッシュが6種類ほど。それらを2つ盛り合わせにしてくれるメニューもあって、それにしました。定番料理のスズキのグリルと、一番人気のトマトの肉詰め。ボリュームたっぷりで食欲さそううつくしさ。

トレーの上にあるフルコース。
ならばフルコースのように食べてやろうとまずスープ。
量たっぷりではあるけれど、アミューズ代わりにまずは味わう。
さつまいものポタージュで、自然な甘さとなめらかさ。
けれどときおり舌にのこる食物繊維に、ボリューム以上のおいしさ感じる。
なかなか旨い。
キャロットラペが彩り添えるサラダの酸味でお腹の入り口をパカッと開く。
同じお皿に並べられたメインディッシュの魚とトマトの肉詰めはまず魚から。
表面パリッとこんがりとやいたナイルパーチに、クリーミーなソースがたっぷり。
エシャロットの香りと軽い酸味が、魚の旨味や甘みをを引き立てる。
魚を食べたらトマトの肉詰め。焼けたトマトと一緒にひき肉を食べると口の中でたちまちソースに変わる。トマトソースかけのハンバーグのような味わいでありながら、ハンバーグにない贅沢感が上手だなぁ…、って思って完食。
お皿に残るのはエシャロットソースをかぶったパラパラピラフ。トマトの風味が混じったマッシュポテトでそれを混ぜつつ食べてお皿がキレイに片付く。

さすがに2つの料理の盛り合わせ。ボリュームタップリでお腹いっぱい。パンは残して食事の仕上げ。
お店の人がコーヒーの入ったポットを持って近づく。コーヒーカップを手渡すとコーヒー注いで戻してくれる。国際線の飛行機の機内食の最後のようでクスッとしちゃう。コーヒーのお供のデザート、パンペルデュ。これがおいしくうっとりしながら昼のお腹に蓋をした。
テーブル決済。それをうながすサインに「周りの人がダメと言ったら禁煙です」と。
読みようによってはお店が判断をせず人任せにしたようにみえ、けれど飲食店とはそこにいるすべての人が共同責任を追うべきスペース。だからこれでいいんじゃないかと納得します。ちなみに誰もタバコを吸わぬ空気おいしい空間でした。大人のお店…、わるくない。

 

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