クリスピークリーム。かつての栄光をもう一度…?
ひさしぶりにクリスピークリームに寄ってみる。
有楽町の駅前にある商業ビルの地下一階。一時期に比べて減ったとは言えいろんなところにある店の中で、ここの気持ちよさは格別でオキニイリのお店のひとつ。
もう2年くらいかなぁ…、ずっとここで働いている女性スタッフの笑顔と明るい声もステキで来ると元気になれるのがいい。
バリエーションがほどよくあって、季節のドーナツも数多い。しかもその季節感が日本のそれじゃなくアメリカのもの。例えばハロウィーンやサンクスギビング、クリスマス。ここにくればアメリカが今、どんな気分なのかがわかる。
それらそれぞれおいしいのだけど、やっぱりここの「オリジナル・グレーズド」は味わい格別。アイスコールドブリューをお供に注文しました。
そう言えばここの看板は「DOUGHNUTS & COFFEE」。ドーナツはコーヒーと一緒に食べるのが一番おいしい。実はアメリカで一番コーヒーを売ってるチェーンはスタバじゃなくてダンキンドーナツ。オモシロイ。
温めるとおいしい。
本当はできたてが一番おいしいのだけど、ほぼできたてな感じになるのでそうしてもらう。
とてもシンプルなリングドーナツ。
よく見ると表面に細かなヒビが入ってる。
砂糖の膜が張っていて、ちぎると膜がかたまり崩れる。
食べるとシャクッと壊れてジュワッととろけて消える。
その食感はまさにクリスピーでクリーミー。名前の通りのオゴチソウ。
断面みると空気をたっぷり含んでふわふわ。
ふっかりとした生地のとろけ感も絶妙で、歯を必要とせぬほどやわらかにしてなめらかさ。油の風味も軽やかで、あっという間にお腹にすっと収まった。
それにしてもこれを食べるとタナカくんのことを強烈に思い出す。
大好きと言うほどではなかったけれど、スゴくおいしそうに食べたんですね。
指でひょいとつまみ上げひと口パクリ。
もぐもぐしながら目を閉じてじっくり味わい目を開き、ニッコリしながら指までなめる。そして再び次のひと口…、って食べる仕草が愛らしかった。
もうこれを食べることができなくなってしまったんだね…、って思うと無性にかなしくなって涙がでちゃった。しょうがない。紙の上に散らかったフロストシュガーをかけらをアイスコーヒーの氷にのっけてゴクリと飲んで、昔のことを思い出す。
ところで有楽町の駅を挟んだ反対側。東京フォーラムの中に新しいクリスピークリームが先日開業。
巨大なドーナツ工場を併設した大型店で、彼らがはじめて日本に作った新宿サザンテラスのお店と同じスタイル。
「HOT NOW」って書かれた丸いネオン看板も設置されてる。
これが赤く灯ったときは、工場でドーナツができたばかり。熱々のホットグレーズドドーナツがありますよ…、っていうサインなんだけど灯ってなかった。
だってお店はガラガラだもの。
新宿にできたときにはすごい行列。工場はずっと稼働しっぱなし。ネオンサインもずっと灯った状態だった。並んで待ってるとできたてのドーナツを一個くれたけど、それが本当においしかった。
人気が去ってネオンがつかないことが当たり前になってお店はなくなった。同じことがここでも起こらなきゃいいんだけどなぁ…、ってちょっと心配。どうだろう。
最近はスーパーにクリスピークリームドーナツの売場が出ていますね。あのレトロな書体のロゴが施された小さなお店のような…戸棚のような笑 ついつい買っちゃう、相手の思うつぼ笑
ららさん
あの売り方は威張ってなくていいなぁ…、って思います。
思うつぼですよね(笑)。
立つドーナツが流行ってますね。でも二時間行列は出来ないなぁ。クリスピークリームドーナツは朝一だとひとつプレゼントしてくれたりしてましたが、今はどうなんでしょう。
ntさん
ドーナツに限らずどんな料理も1時間以上待ってまで食べるだけの元気はありません(笑)。
朝イチのプレゼント。
どうなんでしょう…、いつか試してみることします。