キャベツロールにボルシチピロシキ、浅草のラルース

浅草で昼。「ラルース」というロシア料理の専門店。
浅草という町にはラルース、マノス、ストロバヤにボナフェスタと有名なロシア料理の店が4軒もある店。どこもそこそこの歴史のある老舗でおそらく、昭和の浅草の燻し銀的渋さとほどよきハイカラ感にロシア料理がしっくりときたんじゃないかなぁ…。
なんて話を浅草生まれ、浅草育ちの仕事仲間にしたら、もし行かれるんだったら絶対ラルース。オススメですって教えてもらった。それで今日。観音様にほど近い路地に面した間口は小さなお店です。中に入ると案外奥に深くてゆったりしたしつらえで、古めかしいけど手入れはしっかり行き届いてる。おいしい予感が満ちてます。

ボルシチにキャベツロールのセットをもらい追加でピロシキ。
丁寧に作られているんでしょう…、ワクワク期待が続く程度の時間を待ちます。まずはボルシチ。キリッと酸っぱく旨味は深い。一口大の牛肉はよく煮込まれて舌と上顎の間で潰れる。滋味溢れる味とでも言いますか、一口ごとにお腹が空いてく。ビーツのシャキシャキした食感もよきアクセント。
食べ終えて使ったスプーンの置き場所にちょっと困って紙ナプキンを敷き置いた。食器を下げにきたマダムの手には新たなスプーン。ボクが敷いた紙ナプキンを見て「あら、お気づかいおそれいります」って頭を下げす。サービスのあたたかい店って本当に好き。

メインのキャベツロールが到着。
ロールキャベツでなくキャベツロールというのが独特。
トマト系のソースで煮込まれてソースの色に染まった、どっしり大きなキャベツかたまりです。
ナイフを入れると崩れて壊れ、牛ひき肉がキャベツの間に混じって切れる。
やわらかです。
なめらかでもありキャベツの繊維を感じぬほど。甘くてどっしり旨味が口に広がって牛肉のコクや風味があとから追いかけやってくる。
ロールキャベツではないキャベツの料理。ひき肉がキャベツに包まれ煮込まれてミートソースに変わっていった…、って感じの味わい。ウットリするほどの味わい深さ。サイドのマッシュポテトと一緒にすくって食べればとろけ、ボクの体もとろかしていく。

ピロシキは2個一人前。一個は今食べ、もう一個は持って帰っていいですかってお願いをした。もちろんですとも…、ってひとつはお皿に、残りのひとつは丁寧に包んで一緒に運ばれてくる。
このピロシキのおいしいこと。腰が砕けるほどでした。
生地はふっくらやわらかでぽってりとろける。表面揚がったところはサクッと歯切れよく中からトロンと煮込んだひき肉。トマトの旨味にエキゾチックなスパイスがすべてをまとめて消えていく。こんなに軽くてこんなに口溶けいいピロシキって生まれてはじめて。ウットリします。
ガラスの内輪に入った紅茶。イチゴのジャムをたっぷり溶かして甘やかな昼のお腹に蓋をしました。オキニイリ。

 

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