キャベたまドッグに尾張屋の昼

ホットドッグを作ります。
とはいえ、ソーセージを使わず作るので正式には「ドッグロールサンドイッチ」ということになるのだろうけど、日本の料理の呼び名は寛容。
肉を挟まない、例えばエビのすり身のフライをバンズで挟んだものもエビカツバーガーと呼ぶことを考えるならこれもひとつのホットドッグであろうと思う(笑)。

スーパーマーケットで売っている8本セットのドッグロール。
あらかじめ縦に入った切り目の中に具材を挟む。
まず千切りキャベツ。
一掴み分を炒めます。塩を少々。しんなりしたらケチャップとカレー粉をくわえて炒めたものをまずスリットの一番下に。
それから玉子一個分のスクランブルエッグ。
マリボーチーズをちぎってのっけて、賢いトースターでこんがりと焼く。ドッグロールに焦げ目がついてチーズがとけたら出来上がり。

いわゆるホットドッグとは違った口溶けのよさがスクランブルエッグロールサンドイッチの醍醐味です。
ドッグロールはさっくり歯切れてトロンととろける。
スクランブルエッグもロールと混じり合ってトロトロとろけ、炒めた千切りキャベツの食感だけがシャキシャキ、耳の奥をくすぐる。カレーケチャップがすべての素材の持ち味をひとつにまとめて味がととのう。やさしい朝のオゴチソウ。

昼、街にでるとちょうどお神輿が家の近所をねりまわってた。
有名でもなく大きくもないお祭りで、近所の人たちだけで仕切るからなんとものどがけで家庭的。昔住んでた松山の大街道商店街のお祭りもこんなのどかな感じだった…、とちょっとかつてをなつかしむ。
尾張屋で昼。
中に入るとちょうどお神輿が一段落した時間となって、あとから続々、祭り装束の人たちがくる。
若い人らはビールを飲んで盛り上がり、世話役風のおじさんたちはせいろをたのんでさっさと食べる。ズズズズズッズと、5すすりくらいでお腹の中にすべてを収める勢いよさに、蕎麦の食べ方を教わる感じ。

ボクらはカレー南蛮蕎麦にかつ丼たのんで分け、食べる。
そばにはエビの天ぷら一本追加して、かつ丼は玉子固めで注文。
カレー南蛮は蕎麦でうどんではなく蕎麦で食べるのが好き。
ざっくりとした蕎麦の食感が、ぽってりとしたカレースープで際立って、ゆっくり蕎麦に熱が入ってカレーと混じりあっていく。
まるでカレーが麺の姿を借りてお腹の中に入っていくようなとろける感じがたまらなく好き。
太くて立派なエビが一尾。しっぽの大きさが加水をしない正直なエビを物語る。ふっくらとした衣をまとってそれがカレーを吸い込みぽってり。エビそのものはむっちりとして甘くてうまい。出汁の強い酸味の後味がカレーの旨味をひきしめる。

繊維を切った豚肉を薄いパン粉衣をつけてカリッと揚げたとんかつ。いつもは揚げ置き。出汁と一緒に煮込んであたたかくなるまで煮込んで仕上げる。だから衣がクタクタで、でもそのクタクタ感もまたオゴチソウ。
ところが今日はおそらく揚げたて。仕込みの直後に注文したからなんでしょう…、噛むと衣がカリッと歯切れて前歯がくすぐったくなるのがたのしい。煮汁をしっかり含んだ玉子、シャキシャキ感を残して味が入った玉ねぎ。味噌汁、たくわんもどちらもおいしくお腹が満ちる。オキニイリ。

 

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