キッチン南海の黒いカレーにチキンカツ
思い立って神保町に行く。シズラーのカシミールカレーを食べてたらキッチン南海のカレーを食べたくなった。それで来る。
神保町でタナカくんとふたりでご飯を食べるってなると選択肢はキッチングランかキッチン南海の二択。
タナカくんはキッチングラン派。ボクはキッチン南海派。どちらにするかじゃんけんで決めると勝敗は3対7くらいかなぁ…。
タナカくんが何を出すか大体わかる。だから勝とうと思えばほぼ間違いなく勝てるんだけど、負けるとすごく悔しがるからたまに負けてあげいた。
タナカくんが逝ってからはずっとボクは負け続け。キッチングランばかり行ってた。ひさしぶりのキッチン南海。
ここに来たらタナカくんはいつもカレー。
キッチングランにない料理。スパイシーで好きな味って、それはそれでうれしそうに食べていた。ランチどきのピークが終わって1時になるとカレーの付け合わせが自由に選べた。1時まではカツカレーだけ。チキンカツが大好きでカレーと一緒に食べていた。
それで今日も1時過ぎを狙ってきてみた。
そしたらこれがすごい行列。
20分ほど並んで待った。
待ってる間に注文をとる。ほとんどの人がメニューを見ないでスラスラ注文。
入り口脇のショーケースの上に「元祖カツカレー」と描かれた木彫りの象さん。
「ヒラメカツは売り切れました」と札がある。
おいしいんだけど早くこないと売り切れちゃう。でも早く来るとカレーに合わせることができない。あまりになやましい究極の選択。
とはいえここのチキンカツはヒラメカツをほんのちょっとだけ硬くしたようなふっくら感が特徴で負けずおいしい。たっぷりの千切りキャベツを添えてくるのもありがたい。カレーはお皿になみなみ、溢れ出しそうなほど。
山盛りにしたご飯も熱々、カレーも熱々。辛いホットと熱いホットが同時にたのしめるのがたのしいゴチソウ。
カツにはこれでもかってソースをかける。ソースの酸味がカレーの辛さをおいしくさせる。千切りキャベツにはごまドレッシング。カレーに疲れた舌にうれしい箸休め。
カレーはみるみるうちにその表面に膜をはっていく。ラード混じりのカレーで脂がうっすらかたまり膜をなしていくのでしょう…、焦げた脂の香ばしさ、黒々とした色も焦げたラードと小麦がおりなす色なのでしょう。ひと口目からヒリヒリ辛く、どっしりとした迫力ある味。カウンターに用意されてるカイエンペパーをかけるとカレー自体の重い辛味に鋭く鮮やかな突き刺す辛味がくわわって、身体中から汗が噴き出してくる。
カレーって大抵、ご飯が最後に残っちゃうんだけどここはカレーがたっぷりで最後の最後までカレーを味わうことができるのもオキニイリ。
〆にさぼうるでバナナジュースでも飲もうかと思ったけれどそちらも行列。ラーメン二郎なんて50人を超ええる行列と、神保町は観光地。古本じゃなくて飲食店が主役の町になりました。
木彫りのくまさんなんですね。
象さんに見えました。
黒いカレー、おいしそうです。
行列は苦手ですが、行きたいお店です。
サカキさんのブログでシズラーのモーニング?を知りました。
いつもランチに行っていたので。
ありがとうございます。
昨日さん
くまさんじゃなくて象さんでした。
「木彫りの」と書きはじめると自然と続けてくまさんと書きたい衝動に負けてしまいました。
直しておきます。
ご指摘ありがとうございます。
シズラーの朝ごはんは本当にたのしい。
ランチでは提供されることがないスクランブルエッグやパンケーキでアメリカの朝食っぽいお皿の景色を作ることができます。
機会があれば是非どうぞ。