キッチングラン、さぼうるのバナジュー

今日は神保町まで足を伸ばして、田中くんが好きだった洋食の店に行くことにする。
「グラン」という店。
神保町で洋食といえばボクはキッチン南海が好きで、彼はグラン派。一度だけ、どちらにしようか互いが好みを言い張って、それじゃぁ、別々に食べて喫茶店で落ち合おうよ…、ってことになった。
南海で食べてる間、意地を張らないでグランにすればよかったかなぁ…、とずっと思って、そのことを喫茶店で彼に言ったら「キッチン南海のことなんて思い浮かびもしなかったさ」って憎まれ口を叩いた…、それほどここが好きだった。
キッチン南海ではあれにしようかこれはどうかとメニューを迷う。けれどここでは一択で「メンチカツと生姜焼きの盛り合わせ」。いつもそれ。

お店を見渡す入り口近くの角の席にいつも座って、ボクは彼の右隣り。
カウンターの一番端の席に陣取り食べていた。
今日は彼がいつも座ってた席に座ってメンチカツの盛り合わせ。
ご飯と味噌汁でひと揃え。
大きく刻んだ玉ねぎがシャキシャキとして、歯触りみずみずしくてパン粉はサクサク。
ふっくらとした軽い仕上がり。

衣がびしょびしょになってしまうほどソースがかかっているのだけれど、その味わいはやさしくてとんかつソースをちょっと垂らして味整えるのが好きだった。練った芥子もたっぷりのっけて、ひと口食べてはご飯をパクリ。

彼がここが好きだった一番の理由がここの生姜焼きが好きだったから。生姜に醤油に多分、ケチャップじゃないかなぁ…、軽い酸味がたしかにおいしく脂をあんまりもたない豚肉の歯応えもいい。
ご飯の上にのっけてね、芥子をたっぷり。使いすぎじゃないかって思うくらいにたっぷりのせてご飯と一緒に食べると旨いんだ…、って黄色くなった肉をもりもり食べていた。試してみたら旨いじゃないか。千切りっキャベツにトマトにきゅうり。スパゲティーのケチャップあえも伸びた感じが絶妙で、今日もおいしかったね…、って小さく呟く。席を立つ。

 

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互いが我を張り別々に食事をしたとき、待ち合わせに使ったのが「さぼうる」だった。
ボクが行った店の方がここから近くて、しかもボクは早食いさん。先について座った席が入り口正面のテーブルで、ボクはアイスコーヒーをたのんで飲んでた。
そしたらのっそり、彼がやってきて座るやいなや「バナナジュース」って注文をする。油まみれになった〆にバナナジュースとはやっぱり一本筋が通っているではないのと、それはそれで感心をした(笑)。
今日はバナナジュースを飲むことにした。泡立つ表面。バナナたっぷり、シャリシャリ砕けた氷が冷たくしかも甘くてバナナアイスクリームが溶けたみたいな濃厚味。ちょっとのんびりしましょうか。

 

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コメント

  1. 羽根木公園

    田中さんはバナナミルク好きだったんだ!、わしも好き。人参ミルクジュースも美味いよ!サカキさんも自宅で作ってください。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      羽根木公園さん
      イチゴはそのまま食べるのが好きだったからいちごジュースにすると叱られた(笑)。

  2. ナリヒト

    まだ元気だった頃の逝った人との思い出を一緒に飲み込んで現在を生きていく。榊さんが食べたいと言う意欲と彼を思い出すと言う併走が榊さんを慰めててくれるんだと思います。多分、おいしいイチゴをわざわざジュースにすると言うノには僕も反対すると思います。野菜果物とにかく繊維質の多いものを食べようと言う努力を続けていますが、糖質、脂肪でおいしいものはできているので、言い訳をしながら食べています。イチゴは噛み心地を残したままたっぷりの練乳をかけたい。体に良くない。ですよね。

  3. サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

    ナリヒトさん
    イチゴはショートケーキになるために生まれてきてるんだよ…、って言ってました。確かに千疋屋のショートケーキのてっぺんにのっかることができたイチゴはシアワセなイチゴですね。

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