カレナンモチエビ、尾張屋で昼

日曜の昼。家の近所でランチを食べる。
朝から蒸し暑く、ちょっと歩くと額がひりひり。考えてみれば今日から7月。今年も後半、暑くて当然。
遠出するような気持ちがわかず、近所の「尾張屋」。いつもは静かなお店なんだけど今日は不思議なほどににぎやかだった。ほぼ満席で、みんなざるそばチュルチュルしてる。
ざるそばは冷たい料理の代表でしょう。うどんのように太くなく冷たさ以上に細い麺線が喉を涼しくしてくれる。それでみんなざるそばチュルチュル。冷たいから食べやすいのでしょう…、ズルズル蕎麦を勢いよくたぐりこむ音も涼しい。
とはいえ今日の目当ては別のもの。「今日の」というより「この店にくる目的の」料理でござんして、お店の人もボクが注文しはじめると、その注文を先回りしてオーダー伝票にかきはじめるほど(笑)。好きな料理の昼はうれしい。

たのんだのはカレー南蛮。
蕎麦で餅入り、エビの天ぷら一本追加。
お店の人は厨房に「カレナンモチエビ」って注文を通してた。
こういう注文をする人って他にもいます?って聞いたら、餅入りをたのむ人や海老天付きでっておっしゃる人はいるけれど両方追加は珍しいです…、と。
食いしん坊でありますゆえ(笑)。

友人はかつ丼。玉子固めといつもの注文。塗りの丼の中に泡立ち固まった玉子でふっくら覆われたカツがどっしり。彩り鮮やかでよきコントラスト。わかめがたっぷり入った味噌汁がサイドに揃う。
この味噌汁が旨いのですネ。出汁がしっかりきいていて、かつお節系の出汁のせいで後口ちょっと酸っぱいところがまた旨い。

薄い輪切りにした白いネギ。
みずみずしくてシャキシャキしてもいて、そのまま口に含むと辛くて渋い。
ネギ独特のツーンっとした香りが鼻から抜けて、鼻の入り口をヒリヒリさせる。
ところが熱い汁につけると甘さが顔を覗かせる。
特にカレー南蛮の汁との相性は抜群で、ネギのシャキシャキと汁のぽってりが互いに引き立ておいしくなってく。
エビの天ぷらのしっぽが大きく色うつくしいこと。
小さなエビを伸ばして伸ばして、分厚い衣をつけた見た目ばかりが立派な天ぷらがあったりします。でも衣を剥がすとあらビックリ(笑)。
でも尻尾を見ればごまかされない。エビ本来の大きさがわかるという訳。
ココのエビの尻尾は立派で、その尻尾の大きさを裏切らないしっかりとした弾力、かたさ、旨味を持った甘いエビ。ウットリします。
カツ丼の横にはたくわん。分厚くコリコリ、歯ごたえも良く軽く酸っぱいよき口直し。

ここのかつ丼。揚げおきのふくらとしたやわらかなカツ。衣がしっかりタレをすいこみ衣油がタレに染み出す。そのタレをふくんでふっくらとした玉子でカツがおおわれる。なんたるゴチソウ。ご飯にしみたタレもおいしくニッコリワシワシ。
それにしてもこのカレー南蛮のおいしいコト。ぽってりとしたカレースープに豚バラ肉がたっぷり混じり、シャキシャキに煮た玉ねぎたくさん。カレーの香りが強烈なのに出汁の風味も失せてない。蕎麦がゆっくりカレースープの熱さでやわくなっていき、汁となじんでひとつにとろける。口の中が蕎麦の形をなしたカレーで満たされるよう。
カレーまみれの餅もゴチソウ。エビの天ぷらもカレースープに沈めてしばらくそのままにして、衣がとろけてクタクタになる。その情けなさがなんともおいしく、汁までキレイに食べちゃいました。満たされる。

 

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