カルボナーラにベーコン。チーズケーキにオレオ
おいしいスパゲティを食べたくなって西新宿の住友ビルの地下まで歩く。
目指すは「あるでん亭」でございます。
近所のセンタービルに昔からある。そして最近、同じ西新宿のNSビルって高層ビルの中にもできた。
もともと銀座で創業した店。1977年に数寄屋橋のソニービルの中にあったのが本店で、再開発でそこはなく4店舗あるお店の中で3店舗までが西新宿にあると言うのがオモシロイ。
オリジナルの「回転茹で釜」で茹で上げるアルデンテの麺がこだわり。ちょっと時間はかかるけど、カフェや喫茶店のスパゲティじゃなくてレストランクオリティの正真正銘、イタリア式のスパゲティが手頃な値段で食べられると言うのがステキ。ありがたい。
キャッシュレスのお店で大型ディスプレイの券売機がよくできてるの。商品を選ぶとおすすめのトッピングやらサイドメニューが提案されて、ついついお手頃価格を超えてしまうのがご愛嬌。

ここで好きなのがペペロンチーノ。
厚切りベーコンを添えて食べるのが多いのだけど、お店の外に「一番人気はカルボナーラ」って看板がある。
そういえば、ここのカルボナーラは食べたことがなかったことを思い出し、それを選んだ。
ベーコン一枚トッピング。
券売機くんに焼いたガーリックをおすすめされて、それも選んでしばらく待ちます。
ジャジャッジュージューカシャカシャとフライパンの中で麺が煽られる音と同時に料理ができる。
黄金色のソースをまとったスパゲティにウットリします。
細かく切ったベーコンがカリカリに焦げて焼かれて、それとほぼ同量のソテガーリックが麺に絡んで食欲誘う。
しかも一枚、焼いたベーコン。脂がカリッと焼かれててお皿の中がベーコンまみれなところに再びウットリします。クリームを使わず仕上げたカルボナーラで、チーズと脂の香りがお皿の中から噴き出すように鼻をくすぐる。
そしておいしい。麺の表面はなめらかで、ところが口の中で馴染んでいくとどんどんもったりしてくるの。玉子とチーズ、ベーコンの脂に唾液が混じり合い濃厚ソースが口の中で仕上がる感じ。
胡椒が若干少なめで、テーブルに用意されてるカイエンペッパーと粉チーズをたっぷりふりかけ脂に馴染ませ食べれば天国。
焼いたベーコンの脂がうまい。唇ひんやりさせて燻した香りや塩気に軽い苦味がよきアクセント。ねっとりとしたソースをまとった麺はフォークに見事にからみ、パクリパクリと食べ続けると最後にソテしたニンニクが残ってしまう。午後は人に会う予定もなく、まぁ、よかろうとスプーンでかきよせパクリと食べる。ベーコンの風味やチーズの名残りと味わうニンニクのおいしいことに体震える。オキニイリ。

スパゲッティでお腹を満たし、甘いもので心を満たそう。
そう思って。オールシーズンズコーヒーやってくる。
先日もふらっと寄ったなかりなんだけどネ。
でもそのときはマキアートを飲んで帰った。
マキアートは10分から15分、軽くのんびりするのにいい飲み物。
今日の気持ちは20分。混んでなければ30分ほど、ぼんやりしたくてそれでマキアートのお供にケーキをたのむ。
オレオクッキーが埋まったボソボソ系のチーズケーキが今日の気持ちにぴったりでした。
口に含むと一瞬乾く。
冷たいケーキなのに不思議との口の温度が上がったように感じて、ちょっとたじろぐ。唾液と混じってゆっくりとろけて、甘いマウスピースのように口の隅々を満たして固まる。このどっしりとした濃厚な溶け心地がアメリカンスイーツの独特なとこ。
そして突然、クリーミーになっていく。ケーキの生地が流れるようにゆるやかになり、チーズの酸味や風味を撒き散らしつつ、そこにオレオクッキーのザクザク感が混じっていくのネ。
ねっとり感とザクザク感が互い違いにやってきて、口の中を一瞬にぎわしおさまっていく。
そして次のひと口ねだるの繰り返し。
断面をみるとかなりたっぷりオレオが生地にまざってる。乾いているのにしっとりしていて、なめらかなのにザクザクしてる。その騒々しさがオレオチーズケーキのステキなところ。
今日もマキアートの泡をすくって舌にのっける。泡が壊れてエスプレッソの煽りと苦味が舌をリセットしてくれる。なんてシアワセ…、オキニイリ。25分で席を立つ。









