カライライスに甘いウエスト

虎ノ門からスルッと移動。昼が少々控えめでおやつになにか辛いものを食べたくなった。
場所は銀座の一丁目。ニューキャッスルの「カライライス」なんてどうかと思った。
カレーライスじゃなくてカライライス。創業昭和21年。8年ほど前に店舗の老朽化で一旦閉店。後に主人をかえて復活という気合の入った一品で、けれど今まで食べたことがなかったのです。
本日はじめて。「辛来飯」と書いてカライライス。カレーライスではなくカライライスというのがたのしい。
料理のサイズが独特で京浜東北線の蒲田駅を起点に南に行くと大盛りに、北に向かうと小盛りになる。川崎は大盛り。蒲田の一つ北側の大森が小盛り、大井が少なめ、品川がかなり少なめ。おやつ代わりということで、大森にした。

目玉焼きが一個のります。普通はサニーサイドアップでほぼ生の黄身と一緒に食べるカライライスはおいしいのでしょう。でもボクはやっぱり両面焼きで注文。白身はカチッと焦げて仕上がり黄身は芯がまだ半熟。いい状態です。
カライ部分は香ばしい。ビリビリ辛いわけじゃないけどあとからあとから辛さが滲んでお腹がじっくりあったまる。ぽってりしていてどう言えばいいんだろう…、とてもおいしいカレーパンの中身をご飯にのっけて食べてる。そんな味わい。70年も前の日本人にはこういう辛さがちょうど塩梅よかったのでしょう。福神漬けに今日の漬物は蕪の塩漬け。
お店の人はゴキゲンでグラスの水が減るとニコニコしながら注いでくれる。いい店だなぁ…、ってしみじみ思った。オキニイリ。

 

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辛いものでお腹をじんわりあっためて、〆に甘いものを食べよう。
銀座ウエストを選んできます。
平日の午後。おやつどき。さすがににぎやかでほぼ満席。運良く最後のひとテーブルにありついた。
銀座マダムがにこやかにおしゃべりしながらケーキを頬張りお茶を飲む。白い背当てがかかった椅子にアイロンのかかったテーブルクロス。磨き上げられた銀のピッチャー、ナイフにフォーク。そのキラキラが眩しくて自然に笑顔のような表情になるんじゃないかと思えるほどに景色贅沢。背筋がのびる。
ミルフィーユとシュークリームをたのんで分ける。
シュークリームはカスタードとホイップクリームのダブル使いでずっしり思い。なのに生地はふんわり軽くてぽってりとした食感なめらか。生地の上半分が蓋のようになっていて、それをちぎってクリームをたっぷりのっけてパクっと食べる。ウットリです。

サクサクに焼けたパイ生地でカスタードクリームを挟んだミルフィーユ。
生地がカサッと壊れて崩れ、ぽってりなめらかなカスタードクリームと混ざり合ってとろけてくのがなんともおいしい。
サイドに添えられたいちごが甘くて酸っぱくて、口の中を潤すおいしさ。
お供のアイスコーヒーはおかわり自由。下皿を従えやってくるのが凛々しくて、グラスに舞う箔押し天使がまた優雅。キリッと苦くてすっぱりとした酸味が口をリセットさせる。一杯目はブラックで、おかわりをした二杯目は濃厚クリームをたっぷり注いでこっくり飲んだ。
こういう店がある銀座って、やっぱり世界の銀座だなぁ…、ってしみじみ思う。おゴチソウ。

 

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コメント

  1. to22by

    メニューの中でキヌアとキアヌが混ざってますね。それもカタカナ語のご愛嬌でしょう。生魚に味付けしたポキは、ハワイ語的にはポケが正解なので、キアヌ・リーブスは本当はケアヌでしょうけど、それだとこのメニューには使えないですね。それにしても南米原産のスーパーフードが浸透してきました。中でもQuinoaは手ごろに手に入って、健康にも優れていて重宝してます。

  2. サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

    to22byさん
    カレーライスではなくカライライスの店ですから、キヌアとキアヌは確信犯的ご愛嬌でしょう。カタカナという不思議な記号を発明した日本人は、言葉遊びの天才なんだということかもしれませんね。

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