カフェ・ル・ブランのマダムなドリア

ひさしぶりのカフェ・ル・ブラン。
新宿三丁目のかつて三越があったビルの向かい側。
実はこの店。銀座の三越の脇にもある。ロケーションを選ぶにあたって、三越の横を優先したのでありましょう。思わず背筋が伸びる空間。優雅なサービス。洗練されたムードを心置きなくたのしんでいただけるのは「三越マダム」…、という仮説にあわせて店を作ったに違いない。
その三越はなくなった。よりにもよって跡にできたのはユニクロとビックカメラのコラボ店舗、ビックロでにもかかわらずお店の中にやってくるのは三越マダムのような人たち。華やかな装いに声、カラコロ鈴がなるような笑い声が空間満たすマダムの花園。

髭のおじさんは目立たぬように開店と同時にそっと入店。込みはじめる前に帰ろうと思って来たけど、オープン10分ほどでほとんど満席になる。
男子はボクだけ、やっぱりマダムの花園でした。ちと気恥ずかし。
テーブルの上にはズラリとシルバー類。スープ用の小さなスプーン、サラダ用の小さなフォーク。メインディッシュ用にフォークとスプーン。ナイフはないというのがカジュアル。メインディッシュはオーブン料理やパスタのようなモノばかり。だからナイフが必要ない…、というコトなんでしょう。
スープはコーンポタージュでクルトンがカリカリ食感整える。サラダは酸味鮮やかな軽い仕上がり。お腹の準備がたのしくできる。

ココにくる目的がこのメイン。
シーフードドリアでござる。
注文するときに、よく焼きで…、ってお願いをする。
それでこんがり。
ソースの上にポツポツ茶色い焦げ目がたっぷり。グラタン皿の縁にシュワシュワ、チーズがとけて沸騰する泡が細かくたっぷり貼り付く。
焦げたチーズの香りが華をくすぐります。
フォークを差し込みちょっと中の様子を覗く。にんじん、セロリ、玉ねぎを細かく刻んでご飯と一緒にバターで炒めたバターライスがふっくら中に収まっていて、上にたっぷりソース、それからエビ、イカ、アサリ、帆立貝。

どこをスプーンで持ち上げても必ずソースがたっぷりからむ。スプーンで持ち去ってしまったところにソースが流れて埋めていく。だからバターライスもいつもソースまみれでポッテリ。
ちなみにソースはアメリケーヌソースです。エビの旨みと風味が濃厚。ホワイトソースの旨みも混じってソースが既にシーフード。タバスコがテーブルのかたわらに常備されているのがとてもありがたく心置きなくバシャバシャ注ぐ。辛さもさることながら、タバスコの鋭い酸味がソースの甘みを引きしめる。
ハフハフしながら食べてくと、あっという間にお腹に収まる。それというのも控えめ量で、客層にあわせてでしょう…、マダムポーションというのもステキ。食後にプチフル。エスプレッソと一緒に食べて昼のお腹に蓋をする。

 

関連ランキング:イタリアン | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。