カニのパスタに、はまの屋パーラーのハーフサンド

今年はカニの仕入れが潤沢なのかなぁ…。
デパ地下やスーパーの魚売り場でキレイなカニのほぐし身を見る機会が結構多い。
しかもこなれた値段というのがちょっとうれしい。
高級な飲食店の集客が減っているのが理由のひとつ?飲食店で使われない食材がカニに限らず最近安い。
それでカニのパスタを作った。
先日はオステリアナカムラのオキニイリのパスタをリスペクトしてイカスミを練り込んだタリアテッレで作ったけれど、今日は普通のスパゲティー。
具材はそのまま。セロリをちょっと存在感を感じるように刻んでそれに刻んだニンニク。オリーブオイルでソテしたところに赤唐辛子。
ほどよき硬さに茹でたスパゲティーを鍋に移して茹で汁使ってタプンタプンと乳化させたらカニを投入。オリーブオイルを注ぎながら、再びタプンタプンと味を整え出来上がり。
カニの旨味にたよったパスタ。食材良ければ腕は二の次…、そんな感じに笑っちゃう。それにしても台所と洗面所の行ったり来たりはやはり大変。修理は明日になる模様。

銀座で用事。待ち合わせ。ちょっと早めに駅につき、どこかでコーヒーを飲もうと思った。
ひさしぶりに「はまの屋パーラー」の酸っぱいコーヒーを飲みたいなぁ…、って思ってそれでガードを潜る。
真っ暗なトンネルの向こうに明るい街が見えていて、それがキレイでふと立ち止まる。
ボクが立ってるところは暗い。
けれどずっと暗いわけじゃないんだとそう思ったらちょっと気持ちが楽になる。
お店に入るとコーヒーのおいしい匂いに混じってサンドイッチを作る気配がただよってくる。朝ご飯を家で食べてきたんだけれど、やっぱりサンドイッチも食べたいなぁ…、って思って朝の時間限定のハーフサイズのサンドイッチのセットをたのむ。

食パン2枚で作る4切れサンドイッチで具材は一種類しか選べない。
ツナを選んでパンはトースト。
ホットコーヒーをつけてもらった。
あっけないほどすんなり注文するものが決まって、多くの中から2つ選ぶよりひとつだけ選ぶ方が簡単なのかもしれないなぁ…、って思った。
玉子を焼く匂いが厨房の方からしてきて、ちょっと気持ちも揺らいだけれど、前歯でサクッと歯切れるトーストブレッドの心地よい歯ざわりのことを思い出しつつのんびり待ちます。
まずコーヒーがやってきて、おいかけサンドイッチがやってくる。メガネを外してのんびり食べる。金魚鉢の中からお店を見ているようなぼんやりとした景色もおいしい。オモシロイ。

ここのツナサンドは本当においしい。ツナはどっしりした味わいで、なのにおどろくほどに軽いのです。手に持ったときにアッとびっくりするほどまず軽く、カサッと乾いた音と一緒に口の中に転がり込んでくる一片がまた軽い。食事というよりお菓子のような感覚で2度目の朝にはなんともうれしい。
2種類のサンドイッチを盛り合わせると、どちらを最後に残して食べるかしたたか迷う。ならば一種類だけなら悩まなくてすむかというと、一番おいしそうなひと切れを選んで最後にしようと悩む。人とはつくづく悩む生き物って思ったりする。これでたったの500円。ありがたきかな…、さて、移動。

 

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