オヤマノエキノエキノホームノキソバノソバ

ひさしぶりの下館の朝。いつものホテルで朝ご飯。
宴会用のテーブル、椅子が置かれたお座敷。窓がすっかり開け放たれて御簾がサラリと垂れ下がる。外の風がときおりやさしく通ってくるのが気持ちよく、なにより風が乾いて気温もほどよい感じ。秋がそこまでやってきている今日の朝。和朝食か洋朝食を事前に選べて、座敷の片隅に洋食用のトースター。反対側には和朝食用のご飯が入ったジャーがあり、それぞれセルフサービスという合理的で自由なシステム。

それほど遅くはない時間なのに、ボクが最後のお客様。
ごめんなさいネ。
ボクが最後のお客さんだったんだねぇ…、と言ったらお店の人がまだまだ時間はたっぷりあります。
だからどうぞ、ごゆっくり。
ご飯もおかわりなさっていってくださいネ…、って。
なんだかウレシイ。

ご飯をよそおいテーブルにつく。すると次々料理が運ばれお膳の上が整っていく。
焼いた魚に煮物椀。もずく酢に刻んだ山芋。味噌汁、漬物、パックに入った納豆に梅干し、昆布の佃煮と贅沢なものではないけど朝の食卓にあってほしいモノがしっかり揃う。

ご飯の上にまず梅干しをちょこんとのっけて彩り添える。
梅干しと一緒に食べるご飯って旨い。
ご飯をモグモグ食べながら、納豆パックの蓋をベリッと割って剥がしてテーブルにおく。
納豆をパックのままで食べるのはちょっとさみしく、煮物の入った器の蓋に移して食べる。
パックに入ったタレは使わず、海苔の佃煮を醤油代わりの味付けとして口に含んでモグモグモグモグ。納豆とろけて海苔の佃煮の甘み、風味と一緒になってご飯をねだる。
納豆ってなんでこんなにおいしんだろう…、といまさらながらウットリします。

赤味噌使った味噌汁は油揚げに昆布の実。キャベツとキュウリの浅漬けはご家庭風でほっとする。
鯖の塩焼き。煮物の中には舞茸と季節を呼んでる風情がまずおいしい。飛竜頭、練り物、茄子にインゲンと同じ出汁で煮られてそれぞれ違った味わい、食感に仕上がるところがまた旨い。ご飯を一膳おかわりし、お腹を満たして今日の仕事の準備とします。満たされた。

朝から勉強会やら打ち合わせやら、おむすび一つでがんばった。

ただ、おやつ時を過ぎた頃からグーグーお腹が恥ずかしいほどなるんですよね。
お腹が空いて我慢できないということじゃない。
ただ盛大にお腹がなって、会議室のテーブルの真中にあるおせんべいをちょっと一瞥。
手を出そうかと思ったのだけど移動の途中にココがある。
…、とガマンにガマンでたどり着く。

小山駅、在来線の上りのホーム。
「きそば」という駅そばでありホームそばであり、立喰いそばというお店。
キオスクなんてスッカリ撤退しちゃったホームに、ひとつポツンと小さなお店。
あいらしいほどステキな景色。
中ではおばちゃんが一人で料理を作ってて、お腹を空かせた高校生がホームを跨ぐ駅舎の上から駆け下りてきて食券を買う。切なくなるほどオキニイリ。

そう言えば二ヶ月ぶりのココでした。
生そうめんや冷やしそばと言った夏の商品を食べ損なった。メニューにはまだあるんだけれどさすがに涼しい今日みたいな日には熱い蕎麦をとコロッケそばに岩下新生姜をトッピングしてズルンと味わう。
太い麺。ムッチリしていて醤油の風味がしっかりとした濃い汁なんかに負けぬ味わい、たくましさ。コロッケが汁の中でとろける感じも、シャキシャキとした生姜の酸味が出汁に混じってスッキリとした後味といい、あぁ、おいしいなぁ…、ってウットリします。電車がそろそろやってくる。

 

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コメント

  1. comfort

    「きそば」何としても行きたいです。

    券売機を見て今更ながら気が付いたのですが
    「替玉(¥160)」ってもしかして
    博多のラーメン屋の替玉(のシステム)の事ですか?

    だとしたら前回の「蕎麦パスタ」と言い
    この店すごいです。
    高校生もいい味出してます。

    近くにあったらハマルでしょうね~。

    • サカキシンイチロウ

      comfortさん
      そう、博多式の麺だけ入れてくれるサービスです。
      腹ペコさんにはウレシイサービスですよね。しかもこの店の汁はかなりどっしりとした味わいで、丼にたっぷり入ってくるので熱々の麺をいれたらもう一度、作り立てのような状態になってくれるんだろうなぁ…、って思います。
      こういうお店がずっと長続きするような日本はゴキゲンで、ステキな日本と思います。

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